「ズボンの折り目がなくなりそうな雨」を知らせてくれるメールサービス
ウェザーニューズの「雨ソリューション」は、梅雨の悩みごとに対して携帯にメールを送るサービス。悩みごとは100種類から自分に合ったものを選択できるほか、悩みごとが発生する雨量などを自分で決められる。
そろそろ梅雨シーズンだが、この時期は傘を持っていくかどうか迷うものだ。「曇りのち雨」という予想が出ていても、ごく少量降るだけなら傘はいらないと考えることもあるだろう。
ウェザーニューズは6月7日に有料の携帯メールサービス「雨ソリューション」を開始した。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアでWeb閲覧ができる機種に対応する。ウェザーニュースの月額105円の有料会員になれば申し込みが可能。このプランでは、特定の地点での天気を予報士のコメント付きで1時間単位で表示する「ピンポイント天気予報」やテレビの天気予報で表示されるような地図上に高気圧や低気圧を表示する「実況天気図」などがこれまで利用できた。
雨ソリューションでは、梅雨時期に予想される100種類の悩みごとをピックアップし、起こる可能性が高いときに携帯にメールを送信できる。悩みごとの内容は「傘が必要か」「自転車で出かけられるか」「電車のダイヤが乱れそうか」「土砂災害が起こる可能性があるか」のような一般的なものから、「ズボンの折り目が消えそうか」「マスカラが落ちる可能性があるか」のようなユニークなものまで揃う。悩みごとの起こりやすさは予想雨量だけで判断する。悩みごとが起こりやすい条件を満たしたタイミングで送信することも、送信時間を決めて定期的に送ることも可能だ。
特徴は雨量のカスタマイズができること。例えば傘を必要とする雨量など、さまざまな悩みが発生するとされる雨量は人によって異なる。不満な場合は自分で「傘が必要としてメール送信するのは雨量が3ミリ以上の場合」のように変更が可能だ。ちなみに「傘が不要」と感じることが多い、いわゆる霧雨は雨量1ミリ未満。初期設定では固定時間に送信する場合は1ミリ以上、条件を満たしたタイミングで送信する場合は0.5ミリ以上で「傘が必要」にしている。
100個の悩みは、5月にウェザーニューズが行い1万4000人が回答した「梅雨の悩み事」に対するアンケートから抽出したもの。回答で最も多かったのは「傘がいるのかどうか」で、次いで「ズボンの裾が濡れる」「髪型」「自転車・バイク通勤」「靴選び」となった。
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