インスタントメッセンジャーに13歳の“壁”:Biz.ID Weekly Top10
Skypeのプロフィールに登録できる生年月日には制限がある。13歳未満のローティーンは生年月日を正しく入力できないのだ。Yahoo!メッセンジャーでも13歳未満はビデオチャットが利用できない。みなさん、ご存知でした?
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さりげなく誕生日を周囲に知らせるというSkypeを使った記事が今回のランキングの首位になった。もともとは筆者のコンタクトリストに誕生日を迎えたスタッフがいたことがきっかけだったのだが、あまりのさりげなさに当初、筆者にはSkypeアイコンに表示されたフラグマークの意味が分からなかったのは秘密だ。
さて、記事中でも若干触れたが、Skypeのプロフィールに登録できる生年月日には制限がある。2007年6月19日現在、入力できるのは1900〜1993年生まれまでで、1994年以降は選べない。そのため、13歳未満のユーザーは正しい生年月日を入力できないのだ。ということは小学生の場合、Skypeの利用が推奨されていない、もしくは想定されていない――ということなのだろうか。
Skypeに聞いてみると、実は16歳以上が推奨年齢。「Skypeの本社があるルクセンブルクの法律に準拠した」ということらしい。ただし、プロフィールには1993年生まれ、つまり13歳以上であれば入力できるし、16歳未満であっても利用そのものを禁じているわけではない。「日本国内でも学校ぐるみでSkypeを導入している小学校もあるし、米国にホームステイした子供たちが帰国後にSkypeで連絡を取り合う事例もある」。ローティーン、ミドルティーンのユーザーは、「両親や学校の先生など、できるだけ大人の目の届くところで使ってほしい」というわけだ。
同じような年齢制限は、Yahoo!メッセンジャーにも存在する。こちらの制限はビデオチャットのみだが、13歳未満はビデオチャットが利用できない。さらに、13〜17歳はビデオチャットを利用できないわけではないが、登録した友人間のみに限られる。18歳以上になって初めて制限なくビデオチャットができるようになるのだ。ヤフーによれば、青少年保護が目的だという。
Windows Live Messengerはどうだろう。ユーザーが自身で制限をかけることは可能だが、提供元からは年齢による機能制限が行われていない。Skypeやヤフーが制限しているのにマイクロソフトが制限をかけていないとは、ちょっと意外な結果だ。
ちなみに年少ユーザー向けのSkypeクライアントが存在するのをご存知だろうか。記事にトラックバックしてくれたブログ「にっき(n-yoshi@lares)」では、テキストチャットや音声通話を行う相手を制限できる「Skypito」を紹介している。気になる年頃の子供たちがいるご家庭では、こうしたクライアントを利用してみるのもいいかもしれない。
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