Googleブック検索で“日本語の本”だけ検索する:Biz.ID Weekly Top10
Webと書籍は相性がいいのか、ブログでも書評というのは1つのカテゴリーになっている。先日スタートしたGoogleブック検索をうまく活用するには?
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先週のアクセストップに輝いたのは、「読んだ本を忘れない5つの方法」。あくまで一例ですが、本好きな筆者の工夫を紹介した記事だ。Webでの検索が当たり前になり、雑誌や新聞はWebに喰われる……なんてこともささやかれる昨今だが、『印刷界OUTLOOK2007』によると、2006年の書籍の推定販売部数は前年比2.1%増。部数・金額とも2年ぶりに増加したという(データは出版月報2007年1月号より)。一方で月刊誌、週刊誌の落ち込みは激しく、前年5%減程度のペースで減少しているようだ。
少なくとも筆者の場合は、Webの活用により以前よりも書籍の購入冊数は増えた。特にAmazonの利用と図書館をWebから活用できるようになったこと(6月27日の記事参照)が大きい。Webを敵視するのではなく、うまく活用することが売上向上にも結びつくのだろう。2006年の書籍販売額増加の大きな要因の1つとしても、オンライン発祥のケータイ小説のヒット──なども挙げられている。
同じように、Webを活用した書籍関連サービスとして7月5日にGoogleが開始した「Googleブック検索」も面白い。まだ冊数は多くないが、○○について触れている書籍を余さず買ってみよう──なんてときに役立つ日が来るかもしれない。
このGoogleブック検索、キーワードで検索した場合に日本語の図書以外も引っかかってしまい、ノイズになるのが玉に瑕。漢字のキーワードなら大丈夫というわけでもなくて、今度は中国語の書籍がヒットしたりもする。
そんな時に見つけたのが、ブログ「MediaLab Love」で公開されている「Google、Yahoo!でむりやり日本語検索する」ブックマークレット/Greasemonkeyスクリプトだ。ブックマークレットのほうは、何でもいいのでブックマークを作成してプロパティを開き、掲載されているスクリプトをURLの欄に貼り付ければいい。
検索結果に、「どうも日本語じゃない書籍(サイトも可)が含まれているなぁ」と思ったら、ブックマークレットを実行させる。すると検索結果が日本語のものに絞られるのだ。仕組みは「MediaLab Love」を読んで頂くとして、精度はかなり高い。
検索ノイズに困ったことのある人にはお勧めだ。
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