ScrapBookをもっと活用する:Biz.ID Weekly Top10
見たページを自動的にローカルに保存してくれる──という拡張が可能なScrapBook。それだけでなく、正統派のページダウンロード機能を多数搭載している。
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先週のアクセスランキングトップとなったのは、「見たWebページをすべて保存する」記事。ここで紹介した「ScrapBook」というFirefoxの拡張機能は本当に秀逸だ。
見ているWebページをローカルに保存できるほか、記事でも紹介した閲覧したWebページの自動保存はもちろん、URLの一括取り込みも可能。これは複数のURLを指定すると、そのURLのページをまとめて保存するという機能だ。
この機能の一部として、「URL検出ツール」なるものが搭載されている。これは、
- ページ内のすべてのリンク
- 選択範囲内のすべてのリンク
- 現在のウィンドウに開かれたすべてのタブ
- 指定したフォルダ以下のローカルHTML
- ブックマーク(bookmarks.html)
- WeBox(default.html)(Webページ保存アプリケーションWeBoXの保存URLを読み込んで再保存)
の中から選択して、URLのリストを作成するという機能だ。これをうまく利用すると、このページに含まれるリンク先URLの一覧などが非常に簡単に作成できる。
また、インストールするとブラウザの下部にアイコンが表示される。ここをクリックすると現れる「取り込み前編集モード」が便利。
あるページを印刷するときに、Webページのこの部分は邪魔、いらない──と思ったことがあるだろう。ScrapBookの「取り込み前編集モード」を起動し、「DOMイレーサー」を押す。そしてWebページのいらない部分をクリックすれば、ページからその部分を削除することができるのだ。DOMイレーサーはBookmarkletなどにもあるが、ScrapBookが優れているのはアンドゥが可能なこと。消しすぎてしまったら1つ前に戻ることができる。
使っている人でも気づかないかもしれないが、懐かしのWebページダウンローダー同様、リンクをたどったページの保存も可能だ。これは「ページの詳細な取り込み」を使い、「掘り下げ取り込み」の数字を変更すればいい。「1」なら現在のページからリンクされている先まで保存するし、「2」なら現在のページからリンクされているページからリンクされているページまで取り込む。
このペースで取り込むと、あっという間に膨大なページをダウンロードすることになるので、フィルタも用意されている。「ドメインで制限」を選べば別ドメインのページへのリンクは無視するし──といった具合だ。
下手なアプリケーションよりも、よほど機能が詰まったスルメのような高機能拡張機能なのである。
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