チームの状況をおおまかに把握するには?【問題編】:シゴトハック研究所
突如プロジェクトのリーダーを引き受けることになったヒロシ主任。まずはチームメンバーの進捗状況を把握しようと考えています。
カホコさんを迎えて、ますます活気づくノリオプロジェクト(※)ですが、参加メンバーの一人であるヒロシ主任に大きなミッションが課せられようとしているようです(※ノリオ課長が陣頭指揮を執る部門横断の新規事業プロジェクト)
ノリオ課長 今日はミーティングに入る前にみんなに1つ知らせておきたいことがあるんだ。昨年発足したこのプロジェクトも、みんなのおかげでようやく軌道に乗ってきて、ある程度のゴールも見えてきた段階だ。そこでなんだが、ぼく自身は一歩引いて、今後のプロジェクト運営については誰かに一任したいと思ってるんだ。
ヒロシ主任 いいですね! 今までいろいろと苦労してきた甲斐があります。
ノリオ課長 そうだね。で、ヒロシ主任。まさにキミにリーダーをお願いしたいと思っているんだ。
ヒロシ主任 え? 私ですか!?
ノリオ課長 プロジェクト運営といっても、まずはみんなの進捗管理からだ。最初はぼくがやってきたことを一通り伝えるための引き継ぎ期間を設けるけど、やはりヒロシ主任のやり方で取り組んで欲しいこともあるから、最低限でいいだろう。
ヒロシ主任 うーん、私にできるでしょうか……。
ノリオ課長 足りないことは周りのみんなから手を借りればいいんだ。みんな異議はないよな?
ヒロシ主任 じゃぁ、さっそくですがチームハックに詳しいタカフミ君にアドバイスをもらおうかなー。
タカフミ君 いやいや、そんなに詳しくないですよ。だいたい僕はまだ社歴浅いですから!
カホコさん そうしたら、3人で考えませんか? 私もタカフミさんも短い期間とはいえチームハックの実践経験社ですから。
タカフミ君 よし! そしたら3人で考えることにしましょう。ポイントは何だろうね。
ヒロシ主任 メンバーがそれぞれ別々のスケジュールで動いていること。
タカフミ君 確かに。そして、それを把握するのが大変ということもありますね。
カホコさん タカフミさんと毎日やっているペアワークの考え方を活用できないかしら?
タカフミ君 うーん、メンバーが増えたら大変になるよね。「私はやらなくてもいいか」ってサボってしまう人は必ずどんなチームにもいますから。
カホコさん ペアだとあんなにうまくいくのに……。
ノリオ課長 いや、もう少し工夫すればカホコさんたちの経験は十分に活用できると思うよ。ヒントはペアを崩さないこと、かな。
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