続々・本のページを開いたまま固定する:3分LifeHacking
前回、前々回に引き続き、本を見ながらPCの入力を行う場合などに便利な、ブックスタンド2製品を紹介する。
本誌では「PCで作業しながら読書するためのツール」を何度か紹介している(関連記事その1、その2、その3、その4、その5)。今回はデータホルダーとしても利用できたり、持ち運びに便利な携帯用のブックスタンドを紹介しよう。
データホルダーとしても使える「書見台」
セキセイのその名もズバリ「書見台」は、データホルダーとしても利用できるブックスタンドだ。外観および構造は前回紹介したエレコムの「EDH-004」とよく似ている(7月10日の記事参照)が、上部にクリップが付属しており、書類を挟んでデータホルダー的に使えるというメリットがある。また、プレート中央には写真などを挟むこともできる。
EDH-004に比べるとホールド力は弱い。反発力が強い書籍には向かないが、最大4センチまでの厚みまで対応するため、辞書や百科事典といった厚みのある書籍を固定するのに向いている。原稿固定クリップは回転式で、ページめくりがしやすいメリットもある。もっともこれは「めくれやすい」とも言えるので、一長一短かもしれない。
実売価格は1000円を切るなどお手頃。いかにもオフィス製品チックなグレー以外にも、ブルー、キウイ、オレンジといったポップなカラーバリエーションを備えている点もユニークだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
---|---|---|
書見台(BH001) | 980円 | セキセイ |
携帯できるブックスタンド「ほんたった」
「ほんたった」はその名の通り、本を立たせることが可能なブックスタンドだ。
一般的なブックスタンドとの違いは、携帯性の高さにある。折りたたんで持ち歩くことができる構造は、大きなプレートにクリップがついた書見台とは一線を画する。出張先での作業、また喫茶店などでちょっとした作業を行いたいという場合にぴったりだ。新幹線など特急車両の座席後部のテーブルに置き、移動中の読書に使用してもいいだろう。
本を挟む構造もユニーク。クリップでページを挟む構造そのものは一般的なブックスタンドと変わらないが、本製品は「ダブルバインダー」と呼ばれる2重のクリップを採用しており、これから読もうとするページは楽にめくれる手前のクリップ、しっかり固定しておきたいページは奥のクリップに挟むことで、ページが容易にめくれるようになっている。ページをめくろうとして本全体がバタンと閉じてしまうといった、ブックスタンドにありがちな心配もない。
製品にはビニール製ポーチも付属しており、カバンの中に放り込んで持ち運べる。ブックスタンドに興味はあるが、未使用時の置き場所に困るという人にもおすすめできる製品だ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
---|---|---|
ほんたった | 1890円 | エジソン |
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