PFUが業務用スキャナのA4最上位モデル、読み取り速度は従来機種の2倍以上:仕事耕具
PFUは10月22日、イメージスキャナ「fiシリーズ」のA4最上位モデルとして、コンパクトA4両面カラースキャナ「fi-6140」と「fi-6240」の販売を開始した。A4サイズのモノクロ原稿の場合、200dpiで毎分60枚/120面を読み取れる。
PFUは10月22日、イメージスキャナ「fiシリーズ」のA4最上位モデルとして、コンパクトA4両面カラースキャナ「fi-6140」と「fi-6240」の販売を開始した。11月5日に出荷を開始する。価格は、自動給紙機構(ADF:Automatic Document Feeder)付きのfi-6140が18万9000円、ADFとフラットベッドの両方を備えたfi-6240が29万4000円。
両機種とも、最大の特徴は読み取り速度。A4サイズのモノクロ原稿の場合、200dpiで毎分60枚/120面を読み取れる。毎分25枚だった従来機種のfi-5120やfi-5220と比べると2倍以上早くなった計算だ。
厚みや紙質、サイズの異なる原稿を一度に50枚まで連続して読み取り可能なほか、世界主要国のプラスチックカード(厚さ1.4ミリ以下)を一度に3枚まで連続して読み取ることができる。
上位機種に搭載していた「インテリジェントマルチフィード検出機能」を搭載。通常2枚以上の原稿が重なっていた場合、マルチフィードとして検出して読み取りを中断する。このため、写真・付せんなどを貼り付けた原稿もマルチフィードとして読み取りできないことがあった。インテリジェントマルチフィード検出機能では、貼り付けた写真や付せんを検知しても読み取りを続行する。このほか、原稿詰まりを検知すると読み取りを中止する「原稿破損防止機能」を搭載した。
本体サイズと重さは、fi-6140が301×160×158ミリ(幅×奥行き×高さ)で4.2キロ、fi-6240が301×567×229ミリで8.8キロ。PFUでは、いずれの機種とも一般企業の支店、部門、窓口、受付などでの原稿入力作業を想定しているという。
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