布テープで取っ手を作る:文具王の「B-Hacks!」
取っ手のない大きな物を運ぶのは、重くなくても大変。そんなとき、梱包ついでに布テープで取っ手を作ると、とっても楽なのである。
平らなパネルや筒のように巻いたポスターなど、取っ手のない大きな物を運ぶのは、重くなくても大変だ。そんなとき、梱包のついでにテープで取っ手を作ると、とっても楽なのである。
作り方は1度覚えると簡単。
- 取っ手の大きさにもよるが、布テープを50センチぐらい引き出す
- 中央部分を半分に折って貼り合わせる
- そこから左右に折り目をのばしていき、適当な長さ(20センチ強ぐらい)まで貼り合わせる。ここが実際に手で持つハンドル部分になるわけだ。
- 端を写真のように折りたたみ、露出した粘着部分を持ちたい物に貼り付ける(取っ手部分を持ちやすくするために、若干たるませて貼り付けるのがコツ)
- 剥がれにくいように、15センチぐらいに切ったテープを取っ手の付け根部分に2カ所補強するように貼りつければ完成だ。
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また、この取っ手は貼り位置が快適性に大きく影響する。自分が楽な姿勢で持った時に最適な位置を考える。ポイントは重心と自分の手の位置。例えば大判のパネルの場合、カバンみたいに上端に取っ手を着けるのはNG。自分のわきの下を考慮して下側に取り付けると、楽に抱えられる。
筒の場合は、ぶら下げて持つなら中央部。だが、ぶら下げると前後に長くなって通行の邪魔にもなりやすい。電車などでの移動を考えるなら、中央よりも下に取っ手を付ける。手と肩の2点で支えると、コンパクトに運べるのだ。
ガムテープで作るのがめんどくさいという人は、東急ハンズで取っ手シールを買おう。東急ハンズで材料などを購入した際に貼ってくれるお手軽な取っ手シールだが、それ自体を商品として販売している。まとめて50枚などで購入できるが、買ったとたん何かに貼りたくなって、うずうずしてしまう。困ったシートだ(笑)。
いろいろと貼りたくなって、いつもコンビニ袋に入ってドアノブにぶら下がっていた回覧板に貼ってみた。
布テープの取っ手も取っ手シールも、あくまで仮の道具なので過信は禁物。十分注意して使う必要はあるが、取っ手が着くだけでこんなに違うかと思うぐらい持ち運びが楽になる。大きめのプレゼンボードを搬入するなんて時には、ホントに助かるものだ。毎日必要というわけではないが、効果は大きいので覚えておくといいだろう。ささっと作って貼り付けてあげると、ほかの人にも感謝されること間違いなし――の便利技だ。
No. | 道具 |
---|---|
1 | 布テープ(どこのメーカーでもかまわない) |
2 | 東急ハンズの取っ手シール |
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