ブラウザで使えるエプソンの文書管理システム、バージョン管理も可能に
エプソン販売は、社内情報を共有するための「Document Browser(ドキュメントブラウザ)Ver.2」を11月15日に発売する。登録文書のバージョン管理が可能になったほか、登録した文書の全文検索も可能だ。
エプソン販売は、社内情報を共有するための「Document Browser(ドキュメントブラウザ)Ver.2」を11月15日に発売する。利用料は年額10万2900円〜。Windows Server 2003/Windows 2000 Serverに対応し、Internet Explorer 6以上で利用できる。
Document Browserは、社内文書の情報共有を行うサーバソフト。Webブラウザで、文書の共有や管理や閲覧などが可能だ。各種テンプレートやフォームを組み合わせることで、プログラムを組まずに、「稟議書管理システム」や「社内通知文書システム」などの文書管理ができるようになっている。
新製品の「Document Browser Ver.2」では、登録文書のバージョン管理が可能になった。登録した文書に修正を加えて同じ名前で登録すると、自動的に以前のバージョンと修正バージョンを同時に保存する。また、全文検索機能も追加。従来は文書登録時の説明文を検索対称にしていたが、Document Browser Ver.2では登録した文書も検索の対象となっている。
このほか、セイコーエプソンの法人向け複合機「オフィリオ」シリーズとの連携を強化。オフィリオのパネル操作で、Document Browser内にPDFファイルを直接保存できる。また、契約書管理に特化した「契約書管理システム」を同時発売。こちらは捺印処理された契約書をネットワークスキャナや複合機で読み取り、OCRソフトでテキスト付きPDFに変換してDocument Browserで管理する。
価格は、20キャビネット版が年額10万2900円、40キャビネット版が19万7400円、60キャビネットが28万3500円、キャビネットの制限がないフリーキャビネット版が63万円。契約書管理システムは11万3400円。オフィリオシリーズのユーザーを対象に、Document Browser Ver.2を1キャビネット1年間無料で使えるキャンペーンも開始する。
なおエプソン販売では、Document Browser Ver.2から価格体系を見直した。これまでの売り切り販売を改め、年間ライセンス形式を採用することで、初期導入コストを軽減したという。
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