第8回 壇上でアガらないための6つのコツ:リストのチカラ
あなたはスピーチのときにアガってしまう人ですか? アガらないコツは数々ありますが、ポイントを押さえたリストを紹介します。
- 準備は必須である(聴衆・会場・内容の理解に万全を尽くす)
- 自分自身ではなく聴衆に注意を集中する
- 肉体的な症状を肯定的に受け止める(震えるのは怖いからではない。ワクワクしているからだ!)
- 厳格なルールを避ける(スピーチに「ねばならない」はない)
- 考えてから話す(事前に対処を考えておく。手が震えたら演台に手を置こう、など)
- 実は、それほど上がっているようには見えない(自意識過剰は不安を増幅する)
※カッコの部分は本の内容から補足しています。
スピーチの際にアガらないコツもいろいろ見かけます。なかでもこのリストは少ない項目でポイントを押さえています。その他のコツのうち、実際に試してみてわたしには効果があったものをご紹介します。
2番目の項目(聴衆に注意を集中する)に関連して、あなたの言葉に頷いてくれる人を早く探しましょう。頷き癖のある人は頼もしい聞き手です。「〜ですよね」などと問いかけてみれば、必ず見つかります。
5番目の項目(考えてから話す)に関連して、「頭が真っ白」になってしまうことを防ぐために「決まり文句」を用意しておきましょう。メインテーマは何度繰り返しても不自然には聞こえません。また、スピーチの初めと締めくくりを覚えておくと心理的に安心できます。
「落ち着いた振る舞いは、気持ちをも落ち着かせる」。これは6番目の項目(上がっているようには見えない)に関連しています。たとえ内心ではドキドキしていても、ゆっくり大きく動いて、間を空けて話してみましょう。
*ListFreakというサイトについて
本文中、*ListFreak(リストフリーク)というサイトに触れている部分があります。*ListFreakは2005年11月に開設したリスト収集・共有・活用サイトです。
*ListFreak - 世の中の知恵やコツを「リスト」で共有するサイト
筆者:堀内 浩二
株式会社アーキット代表、グロービス経営大学院客員准教授。「個が立つ社会」をキーワードに、個人の意志決定力を強化する研修・教育事業に注力している。起-動線など複数のサイトを運営。ネットメディアへの寄稿も多い。外資系コンサルティング企業時代にシリコンバレー勤務を経験。
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