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第10回 SCAMPER――発想を練り上げる合言葉:リストのチカラ
全く新しいアイデアを思いつく必要はありません。既にあるものを見直すことで、見えてくるものもあるはず。アイデア出しが必要になったらこのリストを使ってみましょう。
- Substitute?(何かほかのものと替えられないか?)
- Combine?(結合できないか?)
- Adapt?(応用・適用できないか?)
- Magnify? Modify?(拡大できないか? 修正できないか?)
- Put to other uses?(ほかの使い道はないか?)
- Eliminate?(削除できないか?)
- Rearrange? Reverse?(並べ替えられないか? 逆にできないか?)
※「オズボーンのチェックリスト」という名前で呼ばれることも。
無から何かを創造しようと思うとハードルが高いですが、こうやって、既にあるものから発想すればアイデアも出やすいですね。
本当にこんなことでアイデアが出るのかなと疑う方には、以下のシンプルなエクササイズを試してみてはいかがでしょうか。
発想を分析する逆SCAMPER
- 独創的だと思う製品やサービスを挙げる
- それを、既存の製品やサービスの“SCAMPER”によって定義してみる
定義できないということは、まず100%ないでしょう。例えば、アップルのデジタル音楽プレーヤー「iPod」も、それ以前に世の中にあった製品やサービスの“SCAMPER”で説明できるはずです。デイル・ドーテンが『仕事は楽しいかね?』という本で述べた「新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ」という言葉が実感できる、よいエクササイズです。またこれをやってみることは、その商品やサービスの新しさを具体的に分析することにつながります。
ちなみにscamperというのは「急いで(何かを)する」「跳ね回る」という意味。
*ListFreakというサイトについて
本文中、*ListFreak(リストフリーク)というサイトに触れている部分があります。*ListFreakは2005年11月に開設したリスト収集・共有・活用サイトです。
*ListFreak - 世の中の知恵やコツを「リスト」で共有するサイト
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