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第4回 部下の業績はコントロールできるか?今さら聞けないマネジメント&コーチングの基本(4/4 ページ)

マネージャーにとって気になることの1つは、部下の業績をどうアップさせるかでしょう。果たして部下の業績をコントロールできるのでしょうか? そしてその方法は?

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ITmedia マネジメントで「違うだろ!」と思う場面は意外と多いですが、一番つまずくポイントはどこでしょう。コーチングのことを理解してやっているのに、途中でやらなくなっちゃった、できなかったという人も多いと思うんですが。


 ポイントはやっぱり姿勢ですね。「自分が正しい」と思っていて、「ほんと、この人は大丈夫かよ」とか「この人の答えはダメだな」と、部下に好奇心を持てない姿勢で失敗している場合が多いです。

 確かにそこは一番迷う部分です。「そんなやり方でやっていいのか」「1週間も2週間も、みすみす違うと思う方法でこの人にやらせちゃっていいのかな」というのは、すごく怖いですよね。もちろん、緊急時はやらないでくださいね。長い目で見て任せたいものの場合にしてほしいんですが、それでもやっぱり不安になります。また、できない部下に自分で考えさせるので、成果が出るのに最初に妙に時間がかかったり、業績が落ちたりします。

 上司にとってもいいのは、まず、できる部下にコーチングをして結果を出して、上司が自分で成功体験を積むことです。だんだんと結果を出して、「この人はできるようになった。これはあの人にも使えるかもしれない」というやり方がいいかもしれません。

 また、コーチングだけに徹しなくてもいいんです。とりあえず、最初はコーチングをやってみて、途中でちょっと怪しくなってきたなと思ったら、私メッセージに切り替えればいいんです。自分の意見をすべて私メッセージにしておくと無難です。

ITmedia 説得しようとはせずに、ですね。


 そうです。コーチングは味を占めると止められませんよ。何より部下が生き生きしてきます。できる部下はもっとできるようになるし、できない部下も自分で考えるようになりますから、上司にとって、こんなに楽なことはないです。業績は上がるし、時間にしても指示型よりかかりません。味を占めるまではちょっと大変ですが。

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