インストール済みソフトウェアの一覧を書き出す:3分LifeHacking
PCの引越しなどの際、インストール済みのソフトウェア一覧を書き出すのは非常に手間のかかる行為だ。こうした場合に役に立つ、ソフトウェア一覧を手軽にリスト化できるソフトを紹介しよう。
PCを引っ越す際、またはOSを再インストールする際に、ソフトウェアの再インストールというのは厄介な作業だ。何本、もしくは何十本というソフトを順にインストールする作業自体も厄介だが、以前の環境でインストールしていたソフトを覚えておくこともかなり面倒だ。そのために事前に紙に書き出したりするが、そうした行為自体、たいへんな労力を伴う。
Windowsやインストールしたソフトのプロダクトキーを調べるにはこちら
インストールしたソフトを自動でリスト化してくれれば――という要望にぴったりなのが、今回紹介する「プログラムの追加と削除 一覧出力」だ。機能は読んで字のごとくで、インストールしているソフトウェアの一覧を出力すること。CSV形式のファイルとしても書き出せるので、PCを引っ越す場合や、OSの再インストールによってこれらソフトウェアをインストールし直さなくてはいけない場合でも、わざわざメモをとる必要はない。一瞬でリストを作成できるのだ。
CSVファイルにも出力可能。出力項目は、表示名、バージョン、発行元、インストール日、サイズ、最終使用日、使用頻度、プロダクトID、登録所有者、登録会社、言語、リンク、サポート電話番号、サポート情報、インストール先、インストール元、問い合わせ先、メモ、イメージ、説明ファイル、製品更新、バイト、イメージ2の計23項目
再インストール時のリスト作成のほかにも、メリットはいくつかある。1つはソフトウェアのサイズを表示できること。HDDの容量が満タンでやむを得ずいくつかのソフトウェアを削除しなくてはいけない時、どのソフトがどれくらいの容量を食っているのかが一目瞭然なので、候補を絞り込むのに役立つ。実際にはプログラム本体のexeファイル単体ではなく、フォルダ単位で関連ファイルの合計値を表示している場合もあるようだが、目安として使うには十分だ。
もう1つは、いくつかのソフトでプロダクトIDが表示できることだ。例えば筆者の環境では、某画像作成ソフトのシリアルナンバーを表示できた。もしシリアルナンバーが書かれたシールを紛失してしまっても、このソフトがあれば安心というわけだ。
実際には「プログラムの追加と削除」に表示されないソフトウェアもあるし、このソフトにしても表示内容がWindows標準の「プログラムの追加と削除」の表示と完全に一致するわけではないが、いちいち目視でメモを取るのに比べるとそのメリットは計り知れない。いつHDDがクラッシュするか分からないこのご時世、このソフトを利用して日ごろから定期的に書き出してはいかがだろうか。
ソフト名 | 価格 | 対応OS | 作者 |
---|---|---|---|
プログラムの追加と削除 一覧出力 | 無料 | Windows 2000/XP/Server 2003/Vista | オフィス・ネオ氏 |
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