オンライン同期環境へ向けて「画像はFlickr&Picnikに決めた」:“PCで仕事”を速くする(2/2 ページ)
あなたは何台のPCを使っている? 「あ、このPCにはあのデータは入っていないんだ!」なんて思ったことはある? バックアップを取るのをさぼっていて、データを消してしまったことがある? そんな人なら筆者と想いを共有できるかもしれない。
編集もオンラインでやってしまえばローカルいらず
Flickr はアーカイブ&整理用には以前から便利だったが、12月4日に画像編集のWebアプリPicnikと連携したことで、ほぼオンラインだけで処理が終わる環境が整ってきた。考えてみれば、写真の最終的な利用は、下記のようなもの。加工するときにいったんダウンロードして、編集が終わったら再度アップロードするのが手間だったが、これでほぼオンラインで完結できるようになったわけだ。
FlickrからPicnikの画面へ。下にPicnikの画面を置いたが、少しだけ違う。写真を読み込んだり保存したりするためのタブはない。また広告も出ない。良いことばかりのようだが、Picnik本体では無償になっている一部のメニューが有料会員専用の「Premium」になっている
用途 | 解決策 |
---|---|
ブログなどのWebにアップ | Flickrから表示。VOXなどのブログサービスはFlickrの写真をそのまま表示する機能を備えている |
友人に送付 | その友人にも無料のFlickrアカウントを取ってもらえば招待するだけで、写真を見ることができるように |
プリントする | Flickrからそのまま印刷──は日本国内からは現状少し難しい |
加工する | Picnikでオンラインのまま加工、編集 |
キャプチャ画像の編集、アップに向いている
Picnikのほかにも、画像編集系のWebアプリケーションは数多い。有名なところで、PhotoshopのAdobeによる「Photoshop Express」や、
- Splashup ──Fileメニューから画像を開いて編集。インタフェースはPhotoshopそっくりでレイヤーも使える。Flickrからも読み込める
- FotoFlexer ──Picnikに似ている。レイヤーも使える。吹き出しなどのパーツも付け足せるが日本語は入力できない。こちらはPhotobucketに統合されている。またFlickrからも読み込める
- flauntR ──かっこいいデザイン。筆者が試したタイミングでは少し動作が重かった
などなど、進化が著しい領域だ。どれでも自分の好みのWebアプリを使えばいいが、筆者が気に入っているのはPicnikの画面キャプチャ機能。Firefox/IE用に用意されている拡張機能を使えば、Webページからそのまま画像をPicnikに送り、編集後、Flickrに保存することができる。つまりローカルPCのファイルに一度もすることがないわけだ。
また、ほかのサービスはFlickrから読み込むことで編集を行うが、PicnikだけはFlickr上で「Edit」ボタンを押せばシームレスに編集に入れる。また、Flickr Proユーザーは、元の写真に上書きも可能だ(その後アンドゥもできる)。
さてさて、画像は全部Flickrで管理する──と決めただけに、一時的であれローカルに置くファイルなんてないほうがいい。だからこそPinikが面白いのだ。
次回は複数のPCで“ファイルを共有する方法”か、“ドキュメントを共有する方法”を探っていきたい。
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