7割がメール誤送信の経験あり、でも「ビジネスへの影響度は低い」!?
添付ファイル忘れ、宛先間違い、書きかけメールの送信――ビジネスでメールを使っている人の66.2%がメールの誤送信を経験している。一方、92.4%の圧倒的多数がビジネスに「特に影響はなかった」という。
添付ファイル忘れ、宛先間違い、書きかけメールの送信――誰しも心当たりがありそうなメールの誤送信。メール監査システムなどを提供するHDEの調査によれば、ビジネスでメールを使っている人の66.2%がこうした誤送信の経験があるという。
仕事のやり取りで使うメールのうち、最も多かった誤送信は添付ファイル忘れ。「ファイルを添付しますと書いたのに、添付せずに送ってしまった」が45.4%(複数回答)に達した。次いで「書きかけのメールを送ってしまった」が29.9%、「アドレス帳などからの選択ミスによって間違えた人に送ってしまった」が26.8%と、うっかりミスが続く。
一方、誤送信した責任の取り方は「お詫びにいくことになった」が4.1%、「始末書を書いた」が1.6%にとどまった。中には「取引に影響が出た」(1.2%)との回答もあったが、92.4%の圧倒的多数がビジネスに「特に影響はなかった」という。
こうしたメールの誤送信を防ぐには、「送信前に目視で何度も確認を行っている」が61.4%と最多。「アドレス帳を活用している」(6.3%)という答えもあった。ただし、送り先の間違えについては大部分がアドレス帳などからの選択ミス。タイプミスは7.4%、メールソフトの自動補完によるものは4.1%にとどまった。そのためか、「アドレスを最後に直接入力」(5.6%)したりする人もいた。
とはいえ、根本的な解決法も思い浮かばず、「特に何も行っていない」(14.5%)という回答も多かった。ビジネスに影響が出ないならうなづける話だ。「メールをすぐに送信しない」(5.1%)あたりが現実的な回答――かもしれない。
調査は2007年12月21日から22日にかけて国内の男女に対してインターネット上で実施し、有効回答者数は515人。男女の内訳は男性73.8%、女性が26.2%。年齢は20代が14.6%、30代が37.7%、40代が35.9%、50代が11.2%、60代が0.6%となっている。
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