おとなの図書館活用術【個別Greasemonkey生成編】:3分LifeHacking
Amazonを見ながら、同じ本が近くの図書館にあるか調べたい――。近くの図書館に対応したGreasemonkeyスクリプトがあればOKだが、なかったら? 「図書Ken」は図書館を選択すると対応したGreasemonkeyスクリプトを生成してくれるサービスだ。
図書館を活用したいなら、Amazonとの連携が欠かせない。Amazonで本を物色中、「この本は近くの図書館にはあるかな?」と思ったらすぐに確認できることが重要だ。
おとなの図書館活用術、前回のAmazon+Greasemonkeyを使って図書館在庫をチェックする方法から、さらに一歩進んだやりかたを紹介する。
Amazon用の図書館Greasemonkeyを生成する、図書Ken
Biz.ID読者の佐藤忠文氏から連絡いただいた図書Kenは、同氏がこの5月に立ち上げたサイトだ。「地元(熊本)での図書館検索用Greasemonkeyスクリプトがないため利用できなかったことに加え、また大学生であるため大学図書館での検索がしたいという動機でスクリプトを作成するサービスを始めた」と同氏。
条件を設定して「Generate」ボタンを押すと、自分のニーズにあったGreasemonkeyスクリプトを都度生成してくれるという優れものである。これをインストールすれば、Amazonから図書館へという流れがスムーズになる。
ただし、Amazon内で直接図書館在庫の有無がチェックできるわけではないことには注意。「この本、図書館にあるかな?」と思ったら、「図書Ken」ボタンを押す。すると設定した図書館で自動的に検索され、蔵書があるなら表示される。必要に応じて予約を行うという流れだ。
逆に、一度に複数の図書館での在庫が確認できるというメリットがある。
サイトからGreasemonkeyスクリプトを生成するという、なかなか“メタ”なこのサービス、図書館活用のお供に使ってみてはどうだろうか。
なお、このスクリプトの利用にはFirefoxと、拡張機能Greasemonkeyが必要だ。
Greasemonkeyの利用には、セキュリティのリスクがあるということもしばしば言われる。サイト内のリンクなどを自由に書き換えられることによるリスクはもちろん、Cookieの扱いも微妙だ。つまり、悪意を持った開発者が、危険なスクリプトを書くこともできる。
ただし逆に言えば、Firefoxの拡張機能やいわゆるオンラインソフトと違い、内容をテキストとして確認できるスクリプトでもあるので、悪意あるスクリプトがずっと放置されることは少ないという見方もある。内容を理解できる人しか使うべきではないとまで言う必要はないと思うが、少なくとも配布元の身元が明らかになっているかどうか(継続してブログ活動をしているかどうか)程度は確認してから使うべきだろう。
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