自動両面印刷のA3プリンタ、HPからインクジェット4機種:仕事耕具
日本ヒューレット・パッカードは、ビジネス向けインクジェットプリンタの新製品4機種を5月16日から順次発売する。
日本HPは、ビジネス向けインクジェットプリンタの新製品4機種を5月16日から順次発売する。4機種中3機種に自動両面印刷機能を搭載し、印刷速度も向上した。
大量印刷に適したA3対応「K8600dn」
「Officejet Pro K8600dn」はA3対応カラープリンタで、Officejet Proシリーズ「K850dn」の後継機。印刷速度(毎分モノクロ35枚、カラー35枚)は前機種(モノクロ24枚、カラー21枚)から大幅に向上し、給紙枚数も100枚増加して250枚になった。オフィスでの大量印刷に適している。また、大容量の4色独立インクカートリッジを使用できるようになったため、オフィスでのプリンティングコストを削減できるという。5月16日発売で、価格は3万9900円。
複合機――ADF搭載の「L7590」、無線LAN対応で2万円以下「J6480」
「Officejet Pro L7590 All-in-One」はビジネス向けA4対応カラー複合機のハイエンドモデル。自動両面印刷ユニットと、両面スキャン可能な50枚対応のADF(Auto Document Feeder)を搭載している。スキャンした原稿はPDF、JPEG形式で、本体から直接メモリカードやUSBメモリに保存することが可能だ。6月上旬発売で、価格は3万4860円。
「Officejet J6480 All-in-One」は、2万円を切る低価格で自動両面印刷が可能なカラー複合機。、無線LANにも対応している。476×473×258ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さ8.6キロのコンパクトなモデルで、連続コピー、スキャン、ファクス機能を備える。5月下旬発売で、価格は1万9950円。
カラーが切れてもモノクロで――モバイル用「H470」
「Officejet H470」は、340.2×163.8×80.5ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さ2.09キロのコンパクトなモバイルカラープリンタ。デスクトッププリンタと共通の大容量インクを採用し、カラー/モノクロのいずれかがインク切れしても片方のプリントカートリッジだけで印刷を継続できる「インクバックアップ機能」を搭載している。外出先で使用する場合には、オプションのバッテリが必要。5月16日発売で1万9950円。
機種 | 印刷速度 (A4、毎分) |
給紙枚数 | 自動両面 | サイズ (幅×奥行き×高さ) |
重さ | 発売 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8600dn | モノクロ35枚 カラー35枚 |
250枚 | ○ | 610×500×223ミリ | 14.3キロ | 5月16日 | 3万9900円 |
L7590 | モノクロ35枚 カラー34枚 |
250枚 | ○ | 525×466×356ミリ | 15.54キロ | 6月上旬 | 3万4860円 |
J6480 | モノクロ31枚 カラー25枚 |
250枚 | ○ | 476×473×258ミリ | 8.6キロ | 5月下旬 | 1万9950円 |
H470 | モノクロ22枚 カラー18枚 |
50枚 | × | 340.2×164.8×80.5ミリ | 2.09キロ | 5月16日 | 1万9950円 |
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