電車に乗っても傘を持たずに済む方法:3分LifeHacking
ケータイを使いたい、本を読みたい、だが吊り革を握り、傘を持っていたのでは両手が塞がる。いったいどうすればいいのだろうか。
もうすぐ梅雨入り。雨の季節が始まる。電車通勤の人にとって悩みの1つが「傘」だ。Biz.IDでも過去にいくつか雨の対策を提言しているが、ここでは「電車内で傘を持たずに済む方法」を考えてみた。吊り革につかまり、さらに傘を持てば、ケータイを操作したり、雑誌を持ったりはできない。それを解決するためケースに入れて肩にかける、というのが筆者の提案だ。
まずは「アンブレラケース」を使う方法。傘のケースなんだから当然――といっても折りたたみ傘用や自転車への装着用はあっても、普通の傘用で肩ヒモ付き――というのなかなか見かけない。
筆者が見つけたのは東急ハンズで販売されていたもの。使わないときは折りたためるのでポケットにも入れられる。はっ水加工も施されているのはさすが“専用”ケースである。
左から大型の傘(「65センチ」との表記で売られているが、それは布地の部分。持ち手〜傘の先まで計ると約90センチ)、小型の傘(同じく「55センチ」との表記だが、持ち手〜傘の先までは約72センチ)。右はアンブレラケース
商品名 | 価格 | 購入先 |
---|---|---|
アンブレラケース | 1200円 | 東急ハンズ |
次に製図用紙などの持ち歩きに使うアジャストケース。肩ヒモを付けられることも多い。2000円前後で購入も可能だ。周りにデザインや設計関係のお仕事をしている方がいれば、古いものを譲ってもらう手もある。
ただし、本来は紙を入れるためのもの。どうしても直径が小さく、傘の持ち手が入らないケースも多々ある。傘の持ち手の幅は10センチ前後あるので入れるのが難しいこともある。また、半透明のタイプは中に入れた傘が見えてしまうので使うのは避けたい(気にしない人は構わないが)。
また、釣り竿用のアジャストケースがある。「ロッドケース」の名で売られており、価格は6000〜1万円のものまであり高価だ。ただしバリエーションは多く、満員電車で押されても安心な頑丈なものを探せる。また、製図用と比べて直径が大きいものも見つけやすい。
商品名 | 価格 |
---|---|
製図用アジャストケース | 2000円前後〜 |
商品名 | 価格 |
---|---|
釣り竿用アジャストケース | 6000〜1万円前後 |
もっとも、ただの傘入れに1万円はやはり高い。そこでもう1つ釣り道具。アジャストタイプではない安価なロッドケースも狙い目だ。釣り竿を入れるケースには、細身の布地のものや、前述したアンブレラケースのようにナイロン素材のものもある。近所に釣具店やアウトドアショップがあったら覗いてみてもいい。1000円弱から売っている。
商品名 | 価格 |
---|---|
チャリンコロッドケース | 1050円 |
さて、ここまで4つのケースを紹介した。筆者個人の感想を述べると、アンブレラケースや布地のロッドケースはそのサイズ、収納性は素晴らしいのだが、肩にかけていると、かなり恥ずかしい。大型の傘は持ち手がはみ出るので周囲にジロジロ見られてしまう。
そのため少し高価だが製図用または釣り竿用のアジャストケースがお勧めだ。筆者の環境だと、住んでいるところの近くに設計かデザイン事務所でもあるのか、アジャストケースを肩にかけたスーツ姿の方をわりと見かける。自分が肩にかけていても気にならないのもポイントだ。
ケースのおかげで通勤中にケータイや新聞で情報収集ができると思えば、傘入れだって立派な“仕事道具”だ。お金を払う価値はあると思うが、いかがだろうか。
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