電話もメールも一元管理 顧客対応システム「desknet's CAMS」の新版
ネオジャパンは、 Webベースの顧客対応システム「desknet's CAMS」をバージョンアップする。メールへの自動対応やセキュリティ管理、顧客情報の管理機能を強化した。
ネオジャパンは6月11日、 Webベースの顧客対応システム「desknet's CAMS(キャムス)」をバージョンアップする。価格は5ユーザーライセンスが15万7500円で、100ユーザーライセンスが115万5000円。動作環境はサーバOSがWindows Server 2003(.NET Framework 2.0が必要)、クライアント環境はWindows Vista/XP、Internet Explorer 6以上、Firefox 2以上、Opera 9以上で利用できる。
desknet's CAMSは、メールや電話での顧客対応の内容をチームで共有し、業務効率を改善するためのソフトウェア。顧客からの問い合わせのやりとりをデータとして保存し、顧客満足度の向上、社内で蓄積したデータを有効活用できるとしている。
顧客から送られてきたメールを、共有画面で一元管理する。「完了」「作業中」「未処理」といったメール問い合わせへの進捗状況や対応者、送信日時などの情報をチーム全員で共有し、過去の対応履歴を検索できる点が特徴だ。電話での問い合わせは、対応者が件名、発信者、作業状況などを入力し、電話番号ごとにフォルダ管理する。メールと同様に、履歴データに担当者を設定することも可能。
今回のバージョンアップでは、メール受信時に自動返信し、受信したことを顧客に通知するための「自動返信機能」を追加。また、顧客からメール返信があった際に、そのメールの前回対応者を自動的に担当者として設定し、作業用ボックスにメールを振り分けられる。
送信したくないドメインを設定する機能も新たに搭載。ダイレクトメールなどを送信する際に、ブラックリストに登録したフリーアドレスや携帯電話への送信を防ぐ。不要になったメールデータは、一括でダウンロードして保存することが可能だ。
このほか、蓄積した顧客情報を、顧客種別や業種によってグループ化することで、検索しやすくした。顧客管理機能とダイレクトメール作成機能を連携することも簡単になったという。
「履歴が残しにくかった電話対応の記録も、顧客の会社名やメールアドレスを関連づけた形で管理できる。蓄積したデータを効果的に利用できるはず」(ネオジャパン)。現在発売しているSaaS版も、順次バージョンアップする予定だという。
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