バッファロー、セキュリティUSBメモリの設定代行サービス
バッファローITソリューションズは、バッファロー製USBメモリを使用している法人向けに、USBメモリの設定ファイルコピーを代行するサービスを開始した。システム管理者の手間を軽減できるという。
バッファローITソリューションズは6月24日、バッファロー製USBメモリを使用している法人向けに、「セキュリティUSBメモリ 管理設定コピーサービス」を開始した。USBメモリ1つ当たり350円で、セキュリティ管理設定ファイルのコピーを代行する。申し込みは同社の専用ウェブサイトから行う。
サービスの対象となるのは、バッファローの法人向けセキュリティUSBメモリ「RUF2-HSC」「RUF2-HSCW」「RUF2-FHS」の3シリーズ、15モデル。これらのUSBメモリは、別途販売しているシステム管理者用ソフト「SecureLock Manager」でマスターキーファイルでのパスワード一元管理ができるが、そのためには1つずつUSBメモリに設定ファイルをコピーする必要がある。
このコピー作業を代行し管理者の負担を軽減するのが、今回開始したサービスだ。システム管理者は、SecureLock Managerを使ってマスターキーファイルを作成し、USBメモリのうち1つにコピーしてバッファローITソリューションズに送付する。すると、すべてのUSBメモリがマスターキー設定された状態で届けられるという仕組み。
対象のUSBメモリ購入と同時にサービスを利用したい場合は、無償貸し出しするUSBメモリとSecureLock Managerでマスターキーファイルを作成し、USBメモリを送付する。送付したマスターキーファイルはコピー後に完全に破棄され、設定済みUSBメモリとともに破棄証明書が届けられる。
1つ当たりのコピー代行は350円で、USBメモリ本体へ会社名や部署名のラベル貼り付けサービスを追加すると500円。オプションとして、業務用ソフトのデータなどを事前にUSBメモリに保存しておくサービスも利用でき、価格は別途見積もりとしている。
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