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起動速度が2倍に高速化 「Adobe Reader 9」日本語版公開
アドビ システムズは、「Adobe Reader 9」(Windows版/Macintosh版)日本語版を公開した。起動時間が約半分になったほか、Acrobat 9で作ったポートフォリオファイルの閲覧や、SWFファイル、FLVファイルのネイティブサポートなど新機能を搭載した。
アドビ システムズは7月2日、「Adobe Reader 9」(Windows版/Macintosh版)日本語版を公開した。同社Webサイトの専用ページから、無償でダウンロードできる。対応OSはWindows 2000/XP/Server 2003/Vista、Mac OS X(10.4.11〜10.5.3)。
起動時間がAdobe Reader 8に比べて約半分になったほか、Acrobat 9で作成したPDFポートフォリオファイルの閲覧、印刷、検索が可能。SWFファイルやFLVファイルの再生もネイティブサポートしている。また、ファイルをアップロードしてPDF化したり、共有してコメントをつけ合ったりできるオンラインサービス「Acrobat.com」(β版)に、「コラボレーション」メニューからアクセスできるようになった。
このほか、Acrobat 9で256ビットAES暗号化したファイルにも対応。電子署名機能も搭載し、セキュリティ機能を強化した。また、PDFに変換したCADファイル中の寸法情報や、地図データファイル中に埋め込まれた経度・緯度情報を読み込むことが可能になった。
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