宅配伝票や国保カードなどに印刷――リコーのA3モノクロレーザープリンタ:仕事耕具
リコーは、A3モノクロレーザープリンタ「IPSiO SP 8200」と「IPSiO SP 8200M」を発売する。印刷速度や耐久性を向上させたほか、宅配伝票や国保カードなどへも印刷できるようになった。
リコーは、A3モノクロレーザープリンタ「IPSiO SP 8200」と「IPSiO SP 8200M」を7月29日に発売する。いずれも47万400円。Windows 2000/XP/Server 2003/Vistaで利用できるほか、オプションでMac OS 8.6 以上、Mac OS X 10.1 以上にも対応する。
SP 8200/SP 8200Mは、2006年8月に発売した「SP 8100」「SP 8100M」の後継機種。従来機が連続印刷速度が毎分45ページ(A4横送り)、耐久性が最大300万ページだったのと比べて、SP 8200/SP 8200Mでは毎分50ページ、最大320万ページに向上した。なおSP 8200とSP 8200Mの違いは、保守契約を複数から選べる(SP 8200)か、毎月の出力枚数に応じたM-PaC保守しか選べない(SP 8200M)かという点。端末の機能自体に違いはない。
用紙対応力を強化し、宅配伝票など、従来の複写式伝票をラベル化したラベル紙、自治体の納税通知書や請求書などで利用する圧着紙、カード型の国民健康保険被保険者証(国保カード)などに対応。52平方グラムの薄紙から216平方グラムの厚紙まで印刷できる。不定形サイズの用紙を標準トレイや増設トレイから給紙できるようにもなっている。
インタフェースには100BASE-TXと10BASE-Tに対応したEthernetポートのほか、USBホスト機能を備えたUSB 2.0ポートを搭載。本体の大きさは、670×677×641ミリ(幅×奥行き×高さ)。重さは約73キロ(消耗品含む)。ウォームアップタイムは電源ONから22秒以下、省エネモード時の場合は15秒以下。消費電力は最大1370W以下。省エネモード時は7W以下となっている。
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