タイマー選びの3つのポイント【チュートリアル編】:シゴトハッカーズ
スキマ時間を活用するために便利なアイテム、「タイマー」。では、具体的にどんな点に気をつけて、どのタイマーを選んだらいいのでしょうか。
タイマーを使いこなすうえでは、まず目的を明確にし、これにフィットしたタイマーを選ぶことが先決です。全部で9つのポイントがありますが、今回は仕事に活用するという観点から3つに絞ってご紹介します。
- アラーム(通知方法)の種類
- キーロック機能の要否
- プレアラーム(予鈴)機能の要否
1.アラーム(通知方法)の種類
アラームがどのように通知されるかは、大きく分けると次の3つです。
- 音で知らせる
- バイブで知らせる
- 光で知らせる
大半のタイマーは音で知らせるタイプですが、携帯電話と同様に音が出せないシーンではバイブモードに切り替えられるもの(※1)もあります。さらに、振動音すら許されないということなら、光で通知するタイマー(※2)もあります。
特に、バイブで知らせる機能はさまざまなシーンで活躍します。カフェや図書館での作業、電車での乗り過ごし防止、喫煙コーナーでの長話防止、など、音を出さずに刻限を思い出させてくれます。もちろん、携帯電話にタイマー機能(アラーム機能)がついていれば、同じように使えるでしょう。
2.キーロック機能の要否
オフィスで使うだけでなく、ひんぱんに持ち歩くということであれば、キーロック機能があったほうがいいでしょう。携帯電話でも、ストレートタイプの機種には必ずキーロック機構が備わっていますが、ともに誤動作防止に役立ちます。
以前、筆者はこんな失敗をしたことがあります。ワークショップ型のセミナーでグループごとに1つずつキッチンタイマーを配布してワークに使ってもらったのですが、セミナー会場に持ち込む途上、誤動作でアラームが鳴り出したのです。止めようにも10個以上のタイマーが1つの袋に入っている状況ではいったいどのタイマーが鳴っているのか見当がつきません。電車の中で早く止めたい一心で必死に“犯人”を探すはめになりました。
これほどの大量のタイマーを一度に持ち歩く機会はそうそうないとは思いますが、かばんの奥底に潜り込んでしまったタイマーが鳴り出さないとも限りませんから、キーロック機能があるタイマー(※3)なら安心といえます。
3.プレアラーム(予鈴)機能の要否
30分後に出発するという状況では、確実に30分以内でキリのつく作業を選ぶほうがいいでしょう。あまり手離れのよくない作業は好ましくないのです。そういう意味では途中で打ち切っても支障の少ない作業がふさわしいということになります。
例えば、伝票の整理やメールチェックなどです。ただしメールチェックは、込み入った返信を書き始めるとあっという間に時間がたってしまいますから、目を通しさえすればいいメールだけをあらかじめ集めておき、これを処理する時間にするといいでしょう。
このとき、出発時刻にアラームをセットしておくと、数分であれ身支度の時間が必要になりますから、この時間分だけ出遅れてしまいます。対策としては、出発時間の5分前にセットするか、あるいはプレアラーム(予鈴)機能のついたタイマー(※4)を使うという方法があります。
予鈴とは、文字通り設定時間に先だって注意を喚起してくれるものです。10分以上の時間をセットした際に10分前と5分前にそれぞれ通知が行われます。個人で使うほかに、チームでも時間を厳守させたい研究発表会などでは重宝するでしょう。
ただし、予鈴が邪魔になる場合もあります。例えば、昼休みに仮眠を取るような場合の目覚ましとして使う場合は予鈴はないほうがいいでしょう。
残りの6つのポイントも含めて、タイマー選びの9つのポイントについてはシゴタノの記事でもまとめていますので、参考にしてみてください。
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