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Googleの“微妙な”アップデート、毎週発表することにGoogleアップデート

オールウェイズβと言われながら、日々少しずつ改善しているGoogleの各種サービス。位置情報に応じて検索結果を表示する「映画検索」や「天気検索」、YouTubeの急上昇ワードや、動画アノテーション機能、Audio Swap機能などのアップデートが行われた。

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 オールウェイズβと言われながら、日々少しずつ改善しているGoogleの各種サービス。そんなGoogleのちょっとしたアップデートを毎週定例で発表するようになった。

 初めての定例会見で明らかになったアップデートは、位置情報に応じて検索結果を表示する「映画検索」や「天気検索」など。YouTubeの急上昇ワードや、動画アノテーション機能、Audio Swap機能なども説明した。

映画検索と天気検索

東京ドームは霞が関ビル2.48個分


レビューも表示する

 映画検索は、映画名を入力すると検索結果に映画館と上映時間などを表示するサービス。チケットぴあのデータを利用しており、その日に上映している映画であれば、現在時刻以降の上映時間も表示する。位置情報にも対応しており、Googleモバイルでも利用可能だ。

 ぴあ以外にも各種映画情報サイトからレビュー情報を抽出。レビューの平均点なども独自に算出しているという。

 天気検索は、「千代田区 天気」など、地名と「天気」というキーワードの組み合わせで検索すると検索結果に本日を含めた4日間の天気情報を表示する。日本気象協会から情報提供を受けている。


「東京ドームを霞ヶ関ビルで」

 GoogleのWeb検索で便利な機能といえば計算機能だが、こちらもアップデートした。これまでも計算式をそのまま入力したり「〜を〜に(で)」という入力したりするとで計算してくれたが、今回のアップデートで「〜を〜に(で)」の入力方法を強化。「東京ドームを霞ヶ関ビルで」というように、一般的な数値の単位以外に建物なども単位として利用可能になっている。また、尺貫法にも対応した。

 ただ、「霞ヶ関ビル」の正式名称は「霞が関ビルディング」。現在のところ「東京ドームを霞が関ビルディングで」では計算できない。Googleでも「計算できる建物名は限られている」とコメント。編集部で確認したところ、現時点では「東京ドーム」「霞ヶ関ビル」だけが対応しているようだ。

YouTube急上昇ワードも日本語版の独自機能


YouTube版急上昇ワード。右のリンク先からは、動画に関連したWebサイトやニュース、ブログなどにアクセスできる

 YouTubeのアップデートは、急上昇ワード、動画アノテーション、AudioSwapなど6種類。急上昇ワードは4月に公開したWeb検索の急上昇ワードを利用しており、こちらも日本の開発チームが独自に製作したという。

 検索数が増えた検索キーワードを一覧表示するところはWeb版と同じだが、Web版では20分ごとの更新だったが、YouTube版では1時間ごとの更新になった。「ユーザーが動画をアップロードする頻度を考慮した」という。

 動画をアップロードしたオーナーが自分の動画にコメントを挿入したり、動画の一部分にリンクを張ったりできるのが動画アノテーション機能。米国版でこの夏から利用できたが、日本語版にも対応した。トランプの手品の動画などで、トランプ1枚ずつにリンクを張ることで、視聴者にトランプを引かせる演出などができるようになる。こちらは今のところ、Webページやブログに埋め込む場合には利用できないが、「技術的には可能で今後対応したい」という。

 AudioSwapは、アップロードした動画の音声を音楽に変える機能。YouTubeでは複数の音楽レーベルと協力しており、それらの楽曲を利用できる仕組みだ。なお、AudioSwapを利用すると動画全体の音声が音楽に入れ替わってしまう。「一部だけを入れ替えることも検討している」とのこと。


 このほかYouTube関連では、GoogleツールバーからYouTubeの動画を呼び出せるガジェットや、言語環境はそのままでほかの地域のYouTubeが楽しめる機能や、場所に関連するキーワードを入力するとその場所に関連する動画を検索できる機能などを紹介した。

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