お金をかけずにチラシと新聞紙だけで1日中遊ぶ方法(遊びを考える編):ビジネスパーソンのための「子供と遊ぼう」講座(2/2 ページ)
チラシと新聞紙だけでも結構遊べる。ただ、同じ遊びばかりだと子供はすぐに飽きてしまう。そんな時こそ子供と一緒に新しい遊びを作り出してみよう。
野球もできるし、虫かごも作れる
このほか定番だが新聞紙を丸めれば、簡単に野球のボールやバットを作ることができる。
ボールは、新聞紙2枚を丸めて、最後にビニールテープでぐるぐる巻きにする。バットは、チラシで芯の部分を作る。細く丸めて硬くなるようにしよう。10枚ぐらいを重ねて丸め、最後に新聞紙で覆ってビニールテープで補強すると完成だ。
野球選手を目指してバッティング練習をしよう。ビニールテープで巻いているので、当たると遠くまで飛ぶぞ。最近ではバットやボールぐらいなら100円ショップで簡単に手に入るが、自分たちで作ったもので遊ぶと楽しさも倍増だ。
また、この時期、公園に行けば嫌というほどセミを捕まえることができる。しかし、捕まえたセミの数が多くなると虫かごに入らなくなってしまう。そこで、新聞紙で簡易虫かごを作ってみた。箱を作って、その上に小さな穴をあけた紙をかぶせるだけ。セミを入れておくぐらいならこれで十分だ。どんな虫がいるか探検してみるのも楽しい。
新聞紙で作品を作る
新聞紙を丸めてエアパッキンで包むだけで巨大なオブジェが作れるのだ。「ど★デカ工作―子どもと大人がいっしょに楽しめる」(主婦の友生活シリーズ)では、新聞紙や牛乳パック、エアパッキンを使って等身大のワニや透明人間などの作り方が載っているぞ。
夏休みの自由研究などで、オリジナルの作品作りにチャレンジしてみてほしい。ほかにも、新聞紙を使った遊び方が載っている書籍は多数出版されている。
小さな子供向けには、「わくわくゴロリの新聞紙でつくろう」(NHKシリーズ―NHKつくってあそぼ工作絵本)がオススメだ。新聞紙を使った輪投げ遊びや、弓矢やライフルの作り方も載っている。
遊びを作るのは楽しい
新聞紙とチラシだけで、どれだけ遊べるか――。家族総出で試してみた結果は、日焼けと翌日の筋肉痛だったが、1日中公園で遊びまくったおかげで、夏休みのいい思い出を作れたと思う。
道具が限られているからこそ、新しい遊びを考え出せる。これは仕事でも同じだ。予算があまりなかったり、メンバーが少ないなどの制約があったとしても、その制約の中で考えるからこそ、いろんなアイデアが生まれてくるのではないだろうか。
お盆休みの計画をまだ決めていない方、ぜひ新聞紙とチラシを使った新しい遊びにチャレンジしてみてほしい。子供と一緒に新しい楽しさを発見しよう!
著者紹介 太田憲治(おおた・けんじ)
クリエイトシステム代表。1973年大阪生まれ。子供心を大切にするアイデアデザイナー。関西ライフハック研究会のコミュニティやブログ「eXtreme Gadget」主催する。誰でもゲーム感覚で始められるGTDとロディアを組み合わせた手法「GTD+R」の創始者。仕事に役立つWebサービスを開発し、代表的なものに「StartCommand」(Mashup Award 3rdマッシュ賞を受賞)や「D3timer」がある。共著として『Life Hacks PRESS Vol.2』(技術評論社)。
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