ニュース
Google、App Engineで「Google Moderator」公開
Google Moderatorは、ユーザー投票で重要な質問を選ぶことで、モデレーターの会議進行を手助けする。
米Googleのエンジニアが、会議のプレゼンターやモデレーターを手助けするサービス「Google Moderator」のβ版をリリースした。
このサービスでは、ユーザーはほかのユーザーから質問を募ったり、自分が聞きたい質問を投稿したり、ほかのユーザーが投稿した質問に投票することができる(質問の募集、投稿、投票にはGoogleアカウントでのログインが必要)。得票数の多い質問は上位に表示されるため、モデレーターはそれを参考に議論を効率的に進められるという。
Google Moderatorはもともと、Googleが実施している技術討論会を支援するために開発されたもの。討論会への参加者が増え、質疑応答の時間が足りなくなったために、モデレーターが重要な質問を事前に把握できるよう同社エンジニアのタリバー・ヒース氏が個人プロジェクトとして開発した。
このツールはGoogleの毎週の全社会議や、同社が開催する政治家候補や著名作家による講演にも使われるようになった。社内では「Dory」と呼ばれていた(「ファインディング・ニモ」に登場する質問ばかりの魚にちなんで)が、このほどGoogle Moderatorと改称し、Google App Engineで社外にも公開した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.