アイ・オー、自動暗号化USBメモリの廉価版 1Gバイト4000円台:仕事耕具
アイ・オー・データ機器は、ハードウェア自動暗号化機能を搭載したセキュリティUSBメモリ「ED-EAシリーズ」を発表した。価格は1Gバイトモデルが4410円。
アイ・オー・データ機器は10月15日、ハードウェア自動暗号化機能を搭載したセキュリティUSBメモリ「ED-EAシリーズ」を発表した。発売は11月上旬で、価格は1Gバイトモデルが4410円、2Gバイトモデルが6720円、4Gバイトモデルが1万2180円。
USBメモリ内に格納したセキュリティソフト「EncGate」で、メモリ全体にパスワードロックをかけるため、ソフトをPCにインストールする必要がない。さらに、保存したデータをハードウェアレベルで自動暗号化するため、本体を分解してチップを別の基盤に乗せ換えたような場合でも、情報の流出を防ぐという。暗号化の形式にはAES256ビット形式を採用している。
同じくAES256ビット形式のハードウェア自動暗号化機能を搭載した「ED-S2シリーズ」(1Gバイトモデルが1万5000円、4Gバイトモデルが3万8000円)に比べ、価格を大幅に下げた。ED-S2シリーズとの違いは、パスワードをミスできる回数が多いことと、セキュリティソフトのオートランが無いこと。
ED-S2シリーズは5回連続でパスワードミスするとロックがかかるのに対し、ED-S2シリーズは100回でロックがかかる。また、ED-S2シリーズはPCに接続すると自動でパスワードログインウィンドウが立ち上がるが、ED-EAシリーズはメモリ内のセキュリティソフトをユーザーがクリックして起動し、パスワードを入力する必要がある。
サイズは18.0×72.8×9.0ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは13グラム。
関連記事
- 安全なUSBメモリを選ぶために知っておきたい7つのポイント
データを暗号化して保存したり、データ保存領域へのアクセスにパスワードロックをかけたりと、セキュリティ機能を強化したUSBメモリが増えている。購入の際に知っておきたいポイントをまとめてみた。 - 保存データを自動暗号化するUSBメモリ、バッファローから
バッファローは自動暗号化によりデータを保護するUSBフラッシュメモリ「RUF2-HSCWシリーズ」を発売する。 - アイ・オーからもAES256ビット暗号化対応のUSBメモリ
アイ・オー・データ機器のセキュリティUSBメモリ「ED-S2/Aシリーズ」は、AES256ビット形式の自動暗号化機能を搭載し、重要データの漏えいを防ぐという。 - データを自動暗号化 キングストンからセキュリティUSBメモリ
キングストンテクノロジーのセキュリティUSBメモリ「DataTraveler BlackBox」は、保存したデータを自動暗号化する。米連邦政府が定める情報処理規格「FIPS 140-2」の認証を取得しており、企業の情報漏えい防止に効果的だという。 - CD1枚分のデータを1分で高速転送 エレコムのセキュリティUSBメモリ
エレコムは、CD1枚分のデータを約1分で高速転送できるセキュリティUSBメモリを発売する。パスワードロックとデータの自動暗号化で、情報漏えいを防止するという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.