起動速度を25%向上 Lunascape 4.8正式版
Lunascapeは、提供するWebブラウザ「Lunascape 4」シリーズの最新版「Lunascape 4.8」正式版を公開した。レンダリングエンジンには最新版の「Gecko 1.9.0.2」を搭載。起動速度も25%向上した。
Lunascapeは10月20日、提供するWebブラウザ「Lunascape 4」シリーズの最新版「Lunascape 4.8」正式版を公開した。Unicode版の対応OSはWindows 2000/XP/Vista/Server 2003。
レンダリングエンジンには、Internet Explorerなどに搭載されている「Trident」、Firefoxなどに搭載されている「Gecko」の2つを搭載。Geckoは最新版の「Gecko 1.9.0.2」に更新し、描画速度やJavaScriptの処理速度が向上した。Lunascape 4.7.4正式版に比べ、起動速度も約25%向上したという。
このほか、Flash Playerのバージョンを9.0.124.0に更新。ファイルのダウンロード実行の際、ダイアログを表示するように対応した。 また、フォームに文字入力ができない不具合や、[Ctrl]+[Z]、[Ctrl]+[Y]のキーボードショートカットが利用できないことがある不具合なども修正した。
Trident、Geckoに加えWebkitも搭載したトリプルエンジンの「5.0α」と比較すると、「アーキテクチャの違いなどから、速度では5.0αの方が早い。安定性、速度、セキュリティのバランスが取れた4.8は、Lunascape 4シリーズの完成形のような位置づけ」(Lunascape)だという。
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