方眼を自由に切り取り コクヨの「紙キレ」は30枚1260円:仕事耕具
コクヨS&Tは、方眼状のミシン目で好きな形に切り取って使えるA4用紙「紙キレ」を発売する。コクヨデザインアワード2007のグランプリ作品を商品化したものだ。
コクヨS&Tは、方眼状のミシン目で好きな形に切り取って使えるA4用紙「紙キレ」を10月27日に発売する。コクヨデザインアワード2007のグランプリ作品を商品化したもの。30枚入りで価格は1260円としている。
紙キレは、方眼状にミシン目が入っており、好きなように切り取ったり折り曲げたりして使えるA4用紙。「融通のきくもの」をテーマにアイデアを募集した「コクヨデザインアワード2007」のグランプリに輝いた作品だ。
機械に通してギアなどで穴を開けていく通常のミシン目では、紙に段差ができてしまうため、ペンを滑らかに走らせることができない。紙キレは、レーザー加工によって穴を開けることで、通常のノートなどと同じようにペンを走らせることができるという。
グランプリを受賞したグループ「三人一組」の相原和弘氏、吉田智哉氏、齋藤美帆氏によれば、デザインアワード応募時の製作費は1枚で1200円だった。コスト的に商品化は難しいという声もあったが、「量産のスケールメリットと、生産の際にレーザー加工の工程をなるべく少なくするような工夫で」(コクヨ)、価格を抑えた。
方眼は7ミリで、これは受賞者が「2つ折りにしたときにきれいに折れるように、A4用紙サイズで割り切れる大きさを選んだため」(コクヨ)。これまでのグランプリ作品は、コクヨが一部手を加えて商品化することが多かったが、紙キレは「受賞者のアイデアをほぼ忠実に再現した」という。
1セット30枚入りで製本はされておらず、紙製のホルダーにセットされている。ホルダーのグラフィックデザインは、コクヨデザインアワードの審査員でもある、グッドデザインカンパニーの水野学氏によるもの。用紙のほかホルダーと下敷きが付属する。
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