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あなたはなぜ三日坊主なのか――“継続力”を身につける方法:3分で読める! 隣のヤツより成果を出す勉強術(2/4 ページ)
「すぐには役に立たない」ことを自分の力にするには、継続して訓練し続けるしかありません。ではこの“継続力”をどのようにつければいいのでしょうか。三日坊主に悩む人、必見です。
やっておきたい事前準備、「快楽」と「苦痛」を列挙する
継続力の前に、そもそも行動を起こす第一歩がなかなか起こせない人もいるはず。そんな人たちのために、まずは行動を起こすためのテクニックについて説明します。
私が知る限りでは、何か新しい行動を最初から前向きに取り組める人は少ないようです。多くの人は、今までの慣れきった生活習慣や行動パターンを、積極的に変えてみようということはなかなか思わないからです。だからこそ、行動を起こす前には、
- なぜそれをやるのか、という理由や目的を明確にする
べきです。この理由や目的が明確であればあるほど、新しい行動を起こす動機付けが生まれてきます。さらに、この行動を起こす動機付けを高め、また継続させるためには、さらなる工夫が必要になります。それは、
- その行動を起こし、かつ継続することによるメリット
- その行動を起こさない、またはやめてしまうことによるデメリット
以上の2点を、あらかじめはっきりさせておくことなのです
人間の行動を起こす根源的な動機は「快楽」と「苦痛」。その仕組みを活用して、自分がこの行動を起こすことによってどんな快楽(メリット)を得られるか、または行動しないことによってどんな苦痛(デメリット)をこうむるかを、あらかじめ明確にしておくと、始めやすくなるとともに、途中でやめてしまうということも防げるようになるのです。
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