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受験勉強とは違います――社会人のための「学習目標立案講座」3分で読める! 隣のヤツより成果を出す勉強術(2/4 ページ)

勉強というと、受験戦争を勝ち抜いてきたビジネスパーソンは「試験でいい点数を取ること」と勘違いしがちです。しかし、社会人のための勉強は点数ではありません。それではいったい何を目標にすればいいのでしょうか。

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社会人の勉強と受験勉強との違い

 高校や大学の入試などで受験勉強を経験したビジネスマンは、勉強するための目標を立てることが比較的得意です。しかし、受験勉強と社会人の勉強とでは、大きく異なる点があります。それは、

  • 受験勉強は、試験の点数を取ることが目的だが、社会人勉強は、価値を生み出すことが目的となる

 ということです。

 受験勉強では、あらかじめ問題と解答が用意されていて、規定の点数を取れば合格です。すでに問題と解答が用意されているわけですから、それにきちんと答えるだけの勉強で十分。学習自体も何をどれだけ学べばいいかが、かなり明確になっています。

 この場合は、学習するだけのインプットの学習目標を立てて実行すれば、成績も上がることでしょう。

 しかし、社会人の勉強はそういうわけにはいきません。我々ビジネスパーソンに与えられている役割は「会社や社会が求める価値を提供すること」。そこには「これをやったらこれだけの価値を認めますよ」といったような、受験勉強の試験に相当するものは一切ありません。

 私たちは、求められる価値を提供するために、自らクリアすべき問題を見つけ出し、その解答をも自分自身で発見しなければいけないのです。

 ところが実際は、社会人の多くが受験勉強の考え方を引きずってしまい、価値を生み出せずにいます。というのも、インプットの学習目標だけで、安心しているからなのです。

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