閉め忘れてもOK“ぽっちゃり”ホワイトボードマーカー:エコプロダクツ2008
「ホワイトボードマーカーなんてどれも同じでしょ」と思うことなかれ。「エコプロダクツ2008」の会場で見かけた、使いやすさを重視したマーカー2つを紹介しよう。
会議やブレストには必須のアイテムであるホワイトボード。最近はキングジムの「ミーティングシート」やコクヨの「ピタボ」など、持ち運びできるサイズの製品も増えてきた。
となれば、次に気にしたいのはホワイトボードマーカー。「マーカーなんてどれも同じでしょ」と思うことなかれ、「エコプロダクツ2008」の会場で見かけた、使いやすさを重視したマーカーを紹介しよう。
“ぽっちゃり型”で握りやすい「インクガイイ」
コクヨのブースで見かけた「インクガイイ」は、乾きにくい特殊なインクを採用したマーカーだ。通常のマーカーは、キャップを閉め忘れた状態だと1時間程度でペン芯が乾いてしまうが、インクガイイは3日間は乾かずに使える。
握りの部分が太くなっている形状も特徴的だ。コクヨS&Tによると、ホワイトボードの上の方に書くときには鉛筆持ち、下の方に書くときには握り持ちが書きやすい。インクガイイは「ぽっちゃりとした形状がペンを握った手にぴったりとフィットする」のだという。キャップを外して本体後ろに付ければ、鉛筆持ちもしやすい。
赤/青/黒/緑の4色を用意し、価格は157円となっている。
インクの乾きにくさは同じ、すぽっと替え芯できる「潤芯」
シヤチハタの「潤芯(じゅんしん)ホワイトボードマーカー」も、乾きにくさが特徴のマーカーだ。乾いてしまうまでの時間も、インクガイイと同じく3日間。
乾かず使える秘密は、特殊なインクとペン先の形状にある。インクがペン先で被膜を作り、蒸発を防ぐ仕組みなのだ。ホワイトボードに触れた瞬間に被膜が破れるため、書き心地は通常のマーカーと変わりはない。
キャップのくぼみにペン芯をはめて横に引きぬくと、インクの補充とペン芯の交換が簡単に行えるのも特徴だ。こちらも赤/青/黒/緑の4色を用意し、価格は157円。
“マイマーカー”とホワイトボードを持ち歩き、会議室を飛び出してちょっとしたブレスト――なんていうのも、普段とは違ったアイデアが浮かんできてなかなかいいかもしれない。
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