本当に適しているのは「縦書き」だった:仕事で「VAIO type P」
わがVAIO type P、ピーの助への“調教”3日目。原稿書き、社外での打ち合わせ、社内の会議にと連れ回すうち、ウインドウを横2列立ち上げるより便利な使い方に気づき……。
こんにちは。“調教”中のVAIO type Pを「ピーの助」と呼んでは愛しさを募らせているBiz.IDのトヨシマです。1日目のポインティングデバイスの調整に続き、2日目はインナーケースを選んであげたり、バッテリー切れ対策を施したりしました。バッテリーは、結局4時間近く持っちゃいました。
3日目はライターさんとの打ち合わせや社内会議で使ったところ、周囲からは2つのリアクションが――。
横2列にウインドウを並べられる
1つは「静かに打てるんだね」という言葉です。静かにしなきゃいけない会議の席でも遠慮なく打てるとはうれしい限り。もう1つは「すごい横長!」という驚きの声です。でもトヨシマ的には、使ってみると想像以上に使い勝手がよく、実用面の方が見た目よりインパクト大。超横長サイズを生かしたいろんな使い方を発見しました。
ワイド画面が特徴のピーの助ですが、仕事で使うとなると結構便利。すぐ思いついたのが、ウィンドウを2つ立ち上げて横に並べて使う方法。退屈な会議の時なんかで片方を議事録に、もう片方を別文書作成にと、2画面同時に入力できるので便利です。1つのウィンドウだけの場合でもExcelなどの横長の表を作ったりするのに向いているようです。ただ文書作成では、1行が長すぎて読みにくいかも。
超横長画面を文字で埋め尽くす「縦書き」
そこで行き着いたのがこの方法なんです。それは縦書き。トヨシマ的には原稿を書くのに、これがいちばんシックリきました。縦書きにすると1行が長くなりすぎず読みやすいし、横長なぶん行数が多く取れて、全体を読み返す時にスクロールする手間も省けるんです。
集中して文章を書き連ねたい時にピッタリな縦書き。設定は、Word 2003ではツールバー「書式」内で、Word 2007では「ページレイアウト」−「文字列の方向」内で縦書きのアイコンを選択します。
とはいえWordの場合、ディスプレイの左右に空白ができています。「ディスプレイ画面いっぱいに表示できないかな」と思索を巡らせていると一通のメールが。タイトルは「Word 2003/2007で画面表示を切り替える方法」とあります。
1.ズームを使う: ツールバー「表示」−「ズーム」−「文字列の幅を基準に表示」を選択する。
2.全画面に表示する: (Word 2003)ツールバー「表示」−「全画面表示」、(Word 2007)ツールバー「表示」−「全画面閲覧」を選択する。
3.余白を微調整する: (Word 2003)ツールバー「ファイル」−「ページ設定」、(Word 2007)ツールバー「ページレイアウト」を開き、「余白」内で、「上」「左」「右」を5ミリ程度に、「下」を大目に取り、スクロールせずに1行分の文字すべてが見られるよう微調整する。
この通りやってみると超横長ディスプレイにムダなく表示できました! トヨシマの場合、1行40文字の50行表示、原稿用紙5枚分になるよう調整。こうすれば画面いっぱいに書き切った段階で「5枚分書いたんだあ」と把握できちゃいます。
というわけで、ピーの助と相性抜群の縦書きのデビューを果たしたのでした。あなたもいかが? ではまた〜。【つづく】
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