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「人を幸せにする質問」とは?20代にしておきたい17のこと(2/3 ページ)

人はピンチに陥ったときほど、無意識にネガティブな質問を自分に投げています。それはまるで呪文のように、自分の人生をどんどん悪い方向へ導いてしまいます。人生でもっとも大切なスキルの1つは、質問力です。いい質問を日常的にすることで、いい未来を築くことができるのです。

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日常的にしている質問が、あなたの未来をつくっている

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『20代にしておきたい17のこと』(だいわ文庫)

 いい質問をすることは、とっても大事なことです。なぜなら、あなたの質問は、あなたの運命をつくっているからです。

 あなたが不用意に、「なぜ、自分はこんなに才能がないんだろう?」という質問を自分にした途端、あなたは才能のない人としての人生を生きる運命を選んでいることになります。すごい才能があるかもしれないのに!

 逆に、「どうすれば、いまの状態から私の才能を開花させられるだろう?」と聞くことができれば、あなたは才能あふれた人として生きる運命を切り開いたことになるのです。

 この質問力のインパクトが分かった人は、ぜひ自分の日常的にしている質問を書き出してみてください。私もこのことを最初に聞いたのは20代前半でしたが、何個か書き出しただけで怖くなりました。たった数個書き出した時点で、最悪の人生を生きている未来の自分が、はっきり想像できたからです。

 では、これを機会にピンチ脱出のための質問を一緒に作ってみましょう。これさえあれば、あなたは万が一のときに慌てずにすみます。

 「このピンチから脱出するために、必要なことは?」

 「誰に助けを求めたらいいだろう?」

 「この状況で学ぶことは?」

 「いまの人生に感謝できることは?」

 これからのあなたの人生が、一生順風満帆というわけではないと思います。自分がピンチに陥ったとき、落ち着いて考えられるための質問を用意しておきましょう。それが、飛行機が落ちる際のパラシュート、あるいは保険のように働き、あなたを助けてくれるはずです。

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