上司は、部下を育てたくない?:営業マンが自ら3倍動き出す(2/2 ページ)
先日コンサルティングに入ったある会社では、社長から現場を任されていた責任者が辞めてしまうケースが非常に多い。彼らに共通する思想とは?
Kさん ああ、今まで怒鳴られてたのはなんだったんだろう、という気持ちになるでしょうね、みんな。
庄司 そうでしょ。元の上司は怒鳴ってばかりで実際に役に立つマネジメントは何にもしてなかったのが見えちゃうわけですよ。
Kさん ああ、それはキツイ。確かに辞めたくなるかも……。
そのときに、本当はこういうやり方もあるのかと学んで姿勢を切り替えられればいいのです。しかし今まで部下に対して強圧的にプチ独裁者のように振る舞ってきた人には、なかなかその切替は難しいようです。
同じように「プチ独裁者」的振る舞いをしていたとしても、社長の場合はそこが違います。
社長は会社の成長を素直に喜べる立場です。「今までと違うやり方で、社員が楽しく働けてしかも成果が上がるようになりました!」と聞けば何のためらいなく「よっしゃその調子でどんどん行こう!」と言えるのが社長です。
ところが現場責任者というのはそうじゃありません。部下に対してプチ独裁者的に振る舞ってきたマネジャーは、社長に対しては「部下はまだまだ頼りないですが、私が叱咤激励して目標達成を目指しています」といった形で体面を取り繕っています。
これが、崩れてしまう理由です。プチ独裁者から「1番ダメだったのはお前じゃないか」という立場への転落です。
なかなかこの壁を越えるのは難しいようです(続く)。
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※この記事は、誠ブログの「営業マンが自ら3倍動き出す! 「チームフォース」って何?:上司は、部下を育てたくない?より転載、編集しています。
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