Acrobatをなるべく安価で入手するための3つのワザ:ビジネスの悩みを解決するPDFドリル【番外編】(2/2 ページ)
多機能さと純正ならではの安心感は折り紙つきだが、予算的になかなか手が出せないことも多いAcrobat。ここではバンドルやボリュームディスカウントなど、Acrobatを安価に入手するための方法を紹介する。
その3:アドビボリュームライセンスプログラムの利用
最後に紹介するのはボリュームディスカウント、つまりまとめ買いによる値引きだ。アドビは「アドビボリュームライセンスプログラム」を提供しており、購入するライセンス数をポイントに換算して、その合計数で割引率が決定される。
部署全員にAcrobatを導入したいが、店頭での販売価格に必要本数を掛けたところけっこうな金額になったので導入本数を見直した……という話をたまに耳にするが、このプログラムを適用すれば割引が発生する可能性がある。
具体的に何本買えば割引が発生するかは、オンラインのフォームを用いれば試算できる。例えばWindows用Acrobat Standardの新規購入の場合、34本目から割引が発生する計算になる。もともとオープンプライスということもあり具体的な販売価格は販売代理店に問い合わせる必要があるが、ほかのアドビ製品についてもこのフォームでチェックできるので、このフォームで試してディスカウントレベルが基準を満たしているようであれば、販売代理店に問い合わせてみてはいかがだろう。
ちなみにこのプログラム、手持ちのパッケージ製品のライセンスを移行することもできるので、ライセンスの一元管理という意味でもメリットがある。既に何本か導入しているところに追加で入れたという場合、適用できる可能性があるのでチェックしてみるとよいだろう。
アドビが公開しているオンラインフォーム「AVL割引レベル自動計算表」を使えば何本の購入で割引対象となるか試算できる。Windows用Acrobat Standardの新規購入の場合、34本の購入で1万ポイントを超えて値引き率が上がることが分かる
連載「ビジネスの悩みを解決するPDFドリル」とは
ビジネスの各シーンで利用するPDFファイル。このドリルを練習して、PDFを上手に活用できれば業務効率が向上し、コストの削減ができるはず! さらに、ビジネスのいろいろな問題も解決できるかもしれませんよ。
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