日常の「ちょっとお願い」を気軽に頼める――地元系クラウドソーシング「Any+Times」
家事や片付け、ペットの世話、家具の組み立て――。こんな“ちょっとした”作業を頼めるクラウドソーシングサービスが登場した。家事や引っ越し、片付け、家具の組み立てなどを気軽に依頼できる。
日常の「困った」を、クラウドソーシングで手軽に解決――。エニタイムズは9月27日、生活に密着した仕事のクラウド型マッチングサービス「Any+Times」の提供を開始した。
家事や引っ越し、片付け、家具の組み立て、ボランティアなど、日々の生活の中の“ちょっとした困りごと”を気軽に頼めるのが特徴。仕事の依頼者と請負者のマッチングをオンラインのみではなく、仕事の現場で直接、行えるようにしているのも特徴の1つだ。同社ではこうした取り組みにより、ユーザー層をビジネスパーソンや主婦、学生、高齢者、無償ボランティアなどに拡大できることに加え、専門職以外の仕事の需要を喚起できるとしている。
仕事の依頼者側のアカウント登録料やシステム利用料は無料。仕事請負側のアカウント登録料、利用料金は月額0円から1980円。請負側は請け負った仕事で得た報酬の5〜15%を手数料としてエニタイムズに支払う仕組みだ。請負側の人材については、「定年で退職したが、元気なうちはまだまだ働きたい」「主婦で子育ても落ち着いてきたため、自宅でできる仕事をしたい」「学生でアルバイトを探している」といった層も積極的に取り込んでいく。
依頼者側の予算は、データ入力の手伝いが予算4000円、旅行中のペットの世話が予算3000円、家具の組み立てが予算2000円など、プロポーズ時のサプライズの手伝いが予算5万円など。
エニタイムズは、同サービスプラットフォームをボランティア活動に解放しており、無償のボランティア作業については依頼者と請負側ともに無料で利用できる。
なお、請負側人材の信頼性については、身分証明の提出と電話による面談システム、仕事完了後の依頼側による評価などで把握できるようにしており、今後もシステムの強化を図っていく計画だ。
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