持つモノをこだわる人に――30〜50代男性向け“オシャレ”ガジェットECサイト「OneMe」:将来的にはCtoCも視野に
KDDIウェブコミュニケーションズは、各地域のクリエイターと一緒に作る“オシャレ”ガジェットECサイト「OneMe」を11月19日にオープンする。「私にとっての1つ」をコンセプトに、将来的には個人間取引(CtoC)も視野に入れている。
「10人中9人はいらないと言っても、残り1人が熱烈に欲しがる商品を扱う」――。KDDIウェブコミュニケーションズは、30〜50代の男性をターゲットとした“オシャレ”ガジェットECサイト「OneMe」を11月19日にオープンする。
扱う商品は、主にスマートフォンやタブレット端末と一緒に使う周辺機器。スマートフォンのカバーやイヤホン、スピーカーなど、デザイン性の高いものをクリエイターとともに制作し、販売していく。日本だけでなく海外のクリエイターも発掘し、とにかく良いモノ、消費者がほしいと思うモノを取り扱う。
サイトの商品ページには、スタッフやライターによるレビューを充実させる。SNSも活用し、自分の知人や共通の好みを持った人のレビューを参照できるようにする。いわゆる大衆向けではないが、自分はほしい、そう思ってもらえる商品を充実させる方針だ。
クリエイター、消費者双方がハッピーになるプラットフォームに
「OneMe」のオープンに際し、KDDIウェブコミュニケーションズは中小規模の事業者やクリエイター、フリーランスのモノ作り支援を目的の1つに掲げている。良いモノ作りをしているスタートアップ企業や個人事業主が届けたいユーザーに周知させるためのプラットフォームとして機能してほしいとしている。今後はクリエイターらとともに手掛ける各種企画を実施予定だ。
KDDIウェブコミュニケーションズSMB事業本部の神森勉氏はキングジムの「10人いて10人がまあまあほしいと思う商品より、9人は要らないと言うが、残り1人が熱烈にほしがる商品を狙え」というキングジム4台目社長宮本彰社長の言葉を紹介しながら、「そういう商品を求めるユーザーは、いわゆる大衆向けECサイトではなく、共通の趣味を持ったフォロアーをたくさん持つ個人の意見を参考にする。だからOneMeはSNSの口コミや個人の意見を大事にする点を強調した。
今後の販売方法として、個人間取引(CtoC)分野への取り組みも視野に入れるとしていた。
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