これなら「Nike+ FuelBand」いらない!? iPhone 5sがウェアラブル機器になる健康アプリ5つを試す:「Nike+ FuelBand SE」1万5000円はちょっと高いという人に(2/2 ページ)
iPhone 5sはモーションコプロセッサ「M7」を搭載したことで、これまでよりも省電力かつ端末に負荷をかけずに身体情報を管理できるヘルスケアデバイスとして使えるようになった。現時点でそのメリットが分かる5つのアプリを試してみた。
心拍や体重、食事管理など目一杯したい人向け「ARGUS」
今回紹介する5つのアプリの中で最もオススメしたいのが「ARGUS」だ。まず、ユーザーインタフェースがシンプルでいい。起動すると六角形のブロックが複数並んでいて、デフォルトでは日付、歩数、消費カロリーが表示されている。右上の「+」ボタンをタップすると、ランニングや自転車、ヨガ、心拍、体重といった機能が選べる。基本的には全て利用でき、一部他の有料アプリと連携すれば自動で計測できるようになる。
この手のアプリに共通していることだが、SNSとの連携にも対応している。自分の運動記録をFacebookやTwitterに投稿したり、電子メールで送信できる。また1日1万歩歩く、などあらかじめ目標値を設定しておくと、それを達成した場合にアプリがプッシュ通知で知らせてくれる機能なども備えている。
走る人にオススメの「Strava Run」
2つ目は、ランニング記録を取ったり、それを世界中に人とシェアしたり競ったりできる「Strava Run」。新規ユーザー登録もしくはFacebookアカウントと連携をして使える。操作は簡単で、画面中央にあるRecordボタンを押すだけ。それで走り始めれば、走行距離、時間、平均ラップタイムなどが記録される。なおプレミアム版(月500円、年間5200円)に登録すると、高度計としても機能するようだ。
Strava Runが特徴的なのは、世界中の人とランニング記録を共有したり競ったりできる機能があることだ。「Challenges」のカテゴリをタップすると、10月の合計走行距離やマラソン記録をランキング形式で表示できる。近くにランニング仲間がいないけど、誰かと一緒に走っていることを共有したい。そんな人にはいいアプリではないだろうか。
シンプルな歩数計「M7歩数計」「Pedometer++」「Steps」
残りの3つは歩数計に機能を絞ったシンプルなアプリだ。検知した歩数を日別、月別で数字もしくはグラフ表示で確認できる。ちなみに3つのアプリ全てが当たり前だが同じ数値だった。価格は全て無料。
以上、モーションアクティビティ機能に対応したアプリを5つ紹介した。「Nike+ Move」のリリースも楽しみに待ちたい。
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