コラム
上司から「確実に失敗する」指示を受けたら、どうする?:ICHIROYAのブログ(1/2 ページ)
仕事とは常に判断の連続だ。判断の結果によって、組織人としての成熟度も問われていると言ってもいい。今回は、上司から「確実に失敗する」と分かっている指示を受けたとき、どうすればいいのかを考えてみたい。
この記事は、ブログ「ICHIROYAのブログ」より転載、編集しています。
会社に勤めていたころ、とくに中間管理職を見上げるポジションにいたときは、上司になんでもハイハイと従う人たちがとてもカッコ悪く思えた。一方で、自分の信じることを主張し、ときに上司に逆らってでも自分の意見を通す人を見ると、胸のすく思いがして「自分もああなりたい」と思った。
会社を去ってそれなりの年齢になると、当時はバカだったと思う2つのことがある。1つは視野の狭さゆえの判断ミスがあったこと。もう1つは、ある程度は分かっていても、自分の感情を制御できなかったことだ。
少し前に『組織人適正診断フローチャート図をつくってみたよ!』というブログを書いた。組織人になるとどんな判断を求められ、そのときどう判断するかで組織人としての成熟度を考えてみようという趣旨だ。しかし、チャートを作り、いざ結果診断を書こうとしたら、とても短時間では書けないことが分かった。
今回は、その中の「確実に失敗に終わると思われるやり方を自分のチームでやるように指示された」ときに、YESと言うのか、それともNOと断るのか、という点について書いてみたい。
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