目指せ1万フォロワー!! の大風呂敷を広げてみる:Biz.ID Twitterフォロワー増加計画(1/2 ページ)
なんだかそっけない感じがするBiz.IDのTwitterタイムライン。ファンを増やすためにやっているのに、これでは何の効果もない……と思っていたところに現れたのが「Biz.ID、フォロワー1万人いけますよ!」と豪語するTwitterコンサルタント。「明日から本気出す」と約束させられたBiz.ID編集部は……。
サービスや商品のプロモーションのためにTwitterを始めたものの、「思ったほどフォロワーが増えない」「フォロワーとうまくコミュニケーションできていない」――こんな悩みを抱えている企業は少なくない。かくいう誠 Biz.ID編集部もTwitterアカウントを持っているが(@bizid)、まったくといっていいほどうまく使いこなせていない。
基本的にはRSS的な情報を流すだけになっていて、フォロワーとの交流は皆無。フォロワー数の伸びも微増にとどまっている。ファンの獲得を目指してアカウントを開設したというのに、これでは宝の持ち腐れになってしまう――と思っていたところに現れたのが、「ちゃんとやればフォロワー1万人いけますよ!」と豪語するTwitterコンサルタントの根津実氏。「明日から本気出す」と約束させられたBiz.ID編集部が目指すのは、大風呂敷もはなはだしい「連載終了までの1万フォロワー突破」だ。そんなこんなで、Twitterの使いこなし指導はまず、問題点の洗い出しから始まった。
誠 Biz.ID編集部のタイムラインは死んでいる……
誠 Biz.ID編集部 誠 Biz.ID公式Twitterのタイムラインを見てどんな印象を受けましたか。
根津実氏 とにかくタイムラインがそっけないですね。流しているのが、記事タイトルとURLにひとことコメントがついた更新情報だけで、RSSフィードと変わらない状態になっている。フォロワーさんとのメンションの飛ばし合いも一切していないのでまったく血が通った感じがしませんね。
TwitterやFacebookといったSNSは、ラジオ的なメディアだと思うんですよ。ハガキ職人的なリスナーが工夫をこらしてハガキを書き、DJがその中から面白いハガキを見つけて読み上げ、そのネタでほかのリスナーも一緒に盛り上がる――。こういった“中の人との距離の近さ”が重要で、Twitterもそこに意味があると思うんですよ。
まずはフォロワーさんとBiz.IDの距離を近づけることです。そのために、まずは記事の更新情報以外のことをつぶやいてみませんか。他社のニュースや身近にあったことでいいんです。それを読んでからんできた一般ユーザーさんとメンションの飛ばし合いをすると。
Biz.ID編集部 それは面白いですね。でも、毎日、同じテンションで続けなければならないとなると、ちょっと不安になります。忙しいときにはなかなか気の利いたことをツイートする余裕がなかったりしますよね。ある時は親密なのに、ある時はそっけないようなタイムラインだと、フォロワーさんにそっぽを向かれるのではないかと……。
根津実氏 企業のアカウントだったらフォロワーさんも大目に見てくれますよ。「さばき切れないんだろうな」と思ってくれるものです。リプライにムラがあったとしても絶対、やるべきですね。
もうひとつ、とても大事なのが、“中の人のキャラを立たせる”ことです。この“キャラ立て”が上手いのが「ニッセン」(@nissen)の中の人、スミスさんですね。この人は、ネットやリアルで話題になっていることについてウィットに富んだつぶやきをするんですが、商品の紹介もきっちりやっているんですよ。この“アカウントの人格化”はTwitterならではの強みなのです。メールマガジンやブログじゃここまではできませんから、徹底してやりたいところです。
今のBiz.IDのアカウントで流している「ひとことコメント+記事タイトル+短縮URL」というスタイルは極めてフィードリーダー的で、血が通ってない感じがしますよね。記事タイルについている一言も、書き言葉っぽくて親密さやナマナマしさがまるでない。このスタイルはやめたほうがいいですよ。
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