社長の長話を上手に切り上げる方法:ビジネスチームハック(1/2 ページ)
どのくらいになると「話が長い」と感じるかは人によってマチマチですが、どうやら「不安」を抱えていると長話になる傾向があるようです。
同僚や取引先の関係者が、妙に長話を好むので困っているということはないでしょうか?
どのくらいになると「話が長い」と感じるかは人によって、また状況によってまちまちですが、むげに話を切り上げるわけにもいかないのでズルズルと付き合ってしまい、激しく後悔することもあります。
下着メーカーのトリンプでは、毎日2時間(12時30分〜14時30分)、コピーや電話、立ち歩きを禁止する「がんばるタイム」を実施しています(参考リンク)。同社によれば、部下への指示や上司への確認も禁止。自分の仕事だけに集中する時間を設けることで大ヒット商品も生まれました。
世の企業にこういう取り組みがあって、しかもそれが好評だというのは、「私語」が仕事の時間を奪い去っている証拠です。会話にはいわゆる潤滑油としての役目もありますし、口頭での指示をなくすわけにはいかないと思いますが、過剰になるのは避けたいところです。
漠然とした不安が長話を生み出す
筆者自身、「チームで仕事をする」といえば書籍企画が多いわけですが、自分の話が長くなったり、あるいは担当の編集さんとの打ち合わせ時間が長引くのは、どういったときだろうかと振り返ってみました。
分かったことは、筆者の場合、企画について何かしらの不安が残るとき、あるいは編集さんがどことなく不安を解消しきれていないときのようです。
要するに「これでいける」「これでいく」「相手は仕事をする」「自分はこれで仕事をする」ということについて何かしらの不安があるのです。その不安感から何度も念を押したり、少しでもうまく進められる「アイデアが降りてくる」のを待っていたりするのです。
アイデアという言葉はいろんな意味で使われますが、筆者はこの文脈で使われるケースをよく見かけます。つまり、企画を進めるに当たって関係者はいちおう同意しているが、願わくばもっと企画をジューシーにしたいとか、あるいはもっと楽にやりたいという気持ちが残っているのです。「いいアイデアがあればもっと優先順位を上げられるのに」という気持ちが、打ち合わせを長引かせるわけです。
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