「自分は悲観的……」など短所も長所! 見方を変えてみよう:3分LifeHacking
人見知りだったり悲観的だったりすると、「ネクラ」とひとくくりにされてしまい、周りからだけではなく自分でも自分の評価を下げてしまいがちです。しかし、一見するとネガティブな性格にも良い特徴があるのです。
明るく振る舞える人がうらやましい――そう思ったことはありますか? 「暗い自分は悪い自分」だと考えるかもしれません。でも実はそんなことはないのです。
ひねくれていたり、欠点が多いように感じることがあるかもしれませんが、それは過去の世代の人も経験してきたこと。かえって現代では精神的トラウマを抱えていたり性格に問題のある人を助けてくれるものがたくさんあるので、過去の人たちより生きやすいといえるでしょう。
そのような周りからの助けを得ずに、“自分で自分を助ける”方法もあるのです。
それは“良い”性格になろうとする方法でしょうか? そうではありません。もしそうするなら、うまくできない自分を責め、くじけてしまうからです。そうする人は、「自分を思いやるという大切なことすらできず、人間の性格がどのように機能しているかという現実的な理解にも欠けている」と、ブログ「Wise Bread」は指摘しています。
その方法とは、自分ではあまり良くないと思っていた性格の特徴にも良い面があるのを認識することです。では、どのような良い面があるのでしょうか? いくつか例を挙げてみます。
1. 悲観的
確かに、とんでもないことに直面したときは楽観的な方がいいかもしれませんが、悲観的な性格にも良いところはあります。あらゆる最悪の事態を想定することは、危機管理には欠かせません。Wise Breadではこのように説明しています。
悲観的な人は、健康的で長生きする傾向にあります。これは、悲観的に考えることで自己防衛するようになること関係があるのでしょう。起こることすべてを悪い方に考え、不安な気持ちをどうにかしようとするので、最悪の事態を避けられるのです。多くの専門家が、このような悲観的なタイプの人はリスクを特定し、それを避けることで自己防衛をし成功している、と考えています。
ですから、まったく楽観的ではなかったとしても、自分を責める必要はないのです。
2. 人見知り
パーティーや交流イベントなどで手が汗ばみ、まったく楽しめず、それらを克服したいという人もいるでしょう。しかし、社交的な場が苦手で人見知りという性格にも、とても良い面があるのです。
それはリーダーに向いている、というものです。Wise Breadでは内向的な性格の方が良いリーダーになれる理由をこのように解説しています。
人見知りな人は多くの場合、観察したり、人の話を聞いたりするのが得意です。人の話をよく聞くというのは、良いCEOになるためのスキルとして過小評価されてきました。これからは、予想以上に人見知りの人に多くのオファーがくることになるかもしれません。
また、人見知りな人は観察力があることが多く、自分が知ったり学んだりした一見バラバラと思えることを結び合わせるのに時間を用いることもできます。
3. 飽きっぽい
そばを飛んでいるハエが気になってしょうがなかったり、携帯をいつもいじっていないと退屈してしまったり、他のことに気を取られやすかったりするのは“問題あり”と見られがちです。しかし、少々飽きっぽいところがあるのは、そんなに悪いことではありません。興味がないことに違和感を覚えているだけです。
退屈は不快なので、人はそれを感じると、毎日や人生をもっと意味のあるものにしようと、やる気になることがよくあります。つまり、飽きっぽさは自分が夢中になれるものを見つけるのに役立つのです。
また研究では、退屈にならないようにすることで、創造性に拍車がかかるということも証明されています。ですから、すぐに退屈してしまう飽きっぽい人は、それでいいのだと自分に言い聞かせましょう。そのような人は今関わっている仕事より、もっと多くのことを達成できるからです。
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