連載
嫌なことを書き出して、自分の手から離す:書くだけで人生がうまくいく嫌なことノート(2/2 ページ)
嫌なことをノートに書き出すことで、客観的な視点を持つことができます。冷静になってみると、「落ち込むほど嫌なことではない」こともたくさんあるのです。
書いてスッキリ、ストレス解消
「一度忘れてしまうこと」は仕事でも大切なスキルです。
複数のことを同時にこなさないといけない状況で、目の前のことに集中するためにも、それ以外のことを自分から一度離すというのは、できる人になるための不可欠な要素です。
一見、ただ愚痴を吐き出しただけのように見える「嫌なことノート」ですが、そこがポイント。書き出すことで、客観的視点を持つことができるのです。冷静に眺めてみると、実は落ち込むほど嫌なことではないこともたくさんあります。
「最近、営業成績が好調な同僚から上から目線で話された」
そのときは「なんだ、こいつ」と思ったけれども、ノートに書き出してみると「まあ、いままでの彼は営業成績が悪かったから、たまにはいいか。そんなことでイライラしてる自分が小さいな」と、同僚の言動が気にならなくなり、許せるようになるのです。
「嫌なこと」を探すことができ、ノートに書くことに慣れてくると、気付いたらノートはびっしり書き込まれた「嫌なこと」だらけになるでしょう。もしかしたら「こんなに嫌なことがあるのか」とネガティブな気持ちになるかもしれません。
でも、それは大間違い。それだけ小さなことに気付けるようになった自分をほめてください。すでにあなたは成長の階段を上り始めています。
関連記事
- 「おもしろい」と思えば、おもしろくなる
ほとんどの物事は、おもしろいと思えば、だんだんおもしろくなってくるのです。 - 仕事に迷いが生まれたら――自分のモチベーションを回復する2つのアプローチ
1年の目標を立てて行動するのは良いことだが、目標を立てるのが苦手な人もいる。大事なのは目標を立てることではなく、迷いが生まれたときに前に進む力を持つことだ。それには2つの方法がある。 - 自分の強みと弱みを「数字」で語ろう
ライバルが持っていなくて、あなたの持っているものは何ですか? 面接の場などで聞かれる自分の強みや弱みについて語るには、市場ニーズに対してどう高いのかを説明できる必要があります。 - 後輩の悩みを「図解通訳」で解決してみる
わたしたちは情報をインプットして、理解し、記憶するときには必ず「絵」にしています。本連載では入ってきた情報を整理・分析し、他人に分かりやすく伝える技術「図解通訳」を紹介。今回は、第三者の発言をもとに、図解通訳を行い、問題点を発見してみましょう。 - 右脳・左脳――脳タイプ別、自分の強みを仕事に生かす方法
人は外部からの刺激を受けると、脳の機能を使って考え、状況に対応します。脳のどのような機能を優先的に使うかは、人それぞれで異なります。今回は脳のタイプをうまく活用し、仕事で成果を上げるヒントを紹介します。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.