住宅ローンを組んでいる人は「ローンの控除」も忘れずに:知識ゼロでもひとりでできる! はじめての青色申告(1/2 ページ)
マンションを購入したり工事をしたりしてローンを組んだ場合は、住宅ローン控除が受けられます。住宅ローン控除のメリットについて押さえておきましょう。
集中連載:知識ゼロでもひとりでできる! はじめての青色申告 について
本連載は、宮崎綾子著、原尚美監修、書籍『知識ゼロでもひとりでできる! フリーランスのためのはじめての青色申告』(日本実業出版社)から一部抜粋・編集しています。
シロートのフリーランスが自力で「青色申告」したら……。
「簿記って、勉強しなきゃ無理かな」
「どこまでが経費として認められるの?」
「青色申告に必要な書類はどうやって作成するの?」
「おトクな節税のポイントって?」
なるべく税金を払いたくないフリーランスの著者が自力で「青色申告」に挑戦! 青色申告ビギナーの悩みや疑問を解決するコツやノウハウを盛り込みました。
“税理士センセー”こと税理士の原尚美氏がポイントをやさしくアドバイスしながら、簡単な方法を教えてくれます。これから青色申告を始める人の強い味方となる1冊です。
家やマンションを購入したり、工事をしたりしてローンを組んだ場合は、住宅ローン控除が受けられます。これは、居住年度によって変わりますが、ローンの残額の1%にあたる金額を10年間にわたって税金から控除できる制度です。入力欄は「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除」の欄で、申告には、銀行発行の残高証明書が必要です。
そのほか、はじめて申告するときに限り、不動産の売買契約書や請負契約書、登記事項証明書や住民票なども用意する必要があります。はじめての申告の際は関連の住宅、金融機関に確認しておきましょう。
そのほかにも、夫や妻を亡くした場合の寡婦・寡夫控除、障がい者のための控除がありますので、思い当たる人は確認しておきましょう。
POINT
- 住宅を購入、増改築してローンを組んだ場合は税額控除が受けられる
- 住宅ローン控除は所得控除ではなく、税金から直接控除される税額控除
- はじめてのときは残高証明書以外にも、住民票など関連資料の準備が必要
- 副業の人は2年目からは年末調整でOK
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