ボーダフォン、702NK向けSymbianアプリを試験配信

» 2005年04月13日 15時51分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 ボーダフォンは4月13日から12月まで、同社の3G端末「Vodafone 702NK」向けにSymbian OS対応アプリケーションを試験配信する。

 Symbian OS上のUIであるノキアの「Series 60」をプラットフォームとしたアプリケーションとなる。ユーザーのニーズや市場動向を探るのが目的。今後は、ビジネス系の実用アプリケーションなどの提供を検討していく。

 Symbian OSは、702NKが採用している携帯電話向けのOS。ハイエンド端末を中心に採用が増えており、国内でも702NKのほか、ドコモ向け端末である「F901iC」「F700i」「D901i」などが採用中。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズやシャープも採用を予定している。

 従来のJavaアプリケーションとは異なり、OSネイティブで動作するアプリケーションを利用できるという特徴がある(2004年8月26日の記事参照)。海外では、Series 60向けに対応アプリケーションが多数配信されている。ただしドコモ端末でSeries 60を採用したものはない。

 従来も海外のサイトからアプリケーションをダウンロードすることで、702NKから各種アプリケーションを利用できたが(2月14日の記事参照)、ボーダフォンがメニューや課金システムを準備したことで容易に利用できるようになる。

フルブラウザも用意

 ボーダフォンライブ!内の「一般サイト」に「Symbianアプリ」カテゴリーを新設し「Symbian Style」で配信を行う。

 当初はACCESS製のフルブラウザ「NetFront for Series 60 702NK edition」と、702NKのユーザーインタフェースをカスタマイズできるデザインパッケージ「カスタムテーマ」(タイトーおよびクリーク・アンド・リバー提供)が用意される。

 料金は「NetFront for Series 60 702NK edition」が1ダウンロード2625円。「カスタムテーマ」が1ダウンロード420円。ボーダフォンの公式アプリと同じ課金システムを使って支払える。配信アプリの詳細は別記事を参照。

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