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» 2005年08月16日 10時59分 公開

ハンバーガーチェーンが243店舗に無料Wi-Fi導入

Krystalが無料ホットスポットを全直営店に拡大。従業員が使いやすいよう強化するとともに、顧客がクレジットカードやデビットカードを使えるようWi-Fiネットワークをアップグレードした。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 1年前から無料ワイヤレスインターネットアクセスを米国南部の52店舗で提供しているハンバーガーチェーンのKrystalが、このサービスを243の全直営店に拡大した。

 この無料Wi-Fiサービスを新規顧客に提供するとともに、移動中の従業員が仕事をしやすくなるよう強化して社内通信を改善したと、同社CIO(情報統括責任者)デビッド・レイド氏は語る。同社は2004年6月に52店舗でこのサービスを開始した。

 サービス導入は先月、アラバマ、アーカンソー、フロリダ、ジョージア、ケンタッキー、ルイジアナ、ミシシッピ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テネシー、テキサス、バージニアの各州の直営店で完了した。それと同時に、顧客がクレジットカード、デビットカードを使えるようシステムのアップグレードも行った。180のフランチャイズ加盟店の多くもWi-Fiサービスを導入しているが、導入が義務づけられているわけではないという。

 このサービスは確かに新規顧客を引きつけているとレイド氏は語るが、現時点では事例証拠しかない。顧客への聞き取り調査により、「ホットスポット目当てにKrystalに来る客がいることは把握している」と同氏。その数はまだ測定できるほど大きくはないという。

 同社の無料Wi-FiネットワークにアクセスしたIPアドレスとMACアドレスから集計したところ、これまでに約1000台の無線対応コンピュータがこのネットワークを利用したと同氏は言う。

 Krystalのモバイルワーカーも、本社にまで広がったこのワイヤレスシステムの恩恵を受けている。「これはスタッフの仕事をさらに効率化している」とレイド氏。

 以前は、営業担当者やマネジャーは電子メールのチェックなどの作業のために、電話回線やイーサネット接続を利用できる場所を探さなくてはならなかった。だが今は、店内のどこにいても簡単に仕事ができる。「社内の生産性や通信に大きなメリットがある。顧客がこれを便利だと思ってくれたら、それは棚ぼただ」と同氏。

 同氏によると、このWi-Fiサービスが提案されたとき、Krystalはすぐに無料で提供することを選んだ。「無料ワイヤレスの提供は非常にシンプルであり、こうしたサービスへの課金は信じられないほど複雑だ。考えてみれば、非常に簡単な決断だった。きれいな駐車場や化粧室を用意するようなものだ。顧客向けのアメニティが1つ増えるだけだ」

 Krystal Hotspotsの利用には、特別な構成やユーザー名、パスワードは不要だ。このホットスポットでは一度に最大32人が802.11bネットワークに接続できるブロードバンド接続を採用している。すべてのワイヤレストラフィックはKrystalのITネットワークのコンテンツフィルターを通り、ポルノや暴力など問題のあるサイトにはアクセスできないようになっているとレイド氏は説明する。

 Gartnerのワイヤレスアナリスト、ケン・デュラニー氏は、「辺りをぶらついている人を引きつけ」、売上を伸ばすために企業がWi-Fiを利用することは多いと語る。

 「ますます多くの企業がそうした動きに出ている。彼らは自分で使うためにブロードバンドを導入しており」、それを顧客向けに拡大することができる。「それが2年前よりも主流になっている」と同氏。同様のネットワークがホテルチェーンやトラックストップなどでも見られるという。

 Krystal HotSpotの提供店舗のリストは、同社のWebサイトで見られる。Krystalは1932年に設立された。

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