ニュース
» 2005年10月24日 17時06分 公開

「PTTと言われるのが一番イヤ」──au、Hello Messenger(2/2 ページ)

[斎藤健二,ITmedia]
前のページへ 1|2       

定額制は次のステップ

 ドコモはPTTサービス「プッシュトーク」で音声定額を導入したが、KDDIは音声通話で従量制を採用した。「利用シーンを作っていく上では、ちょっと使いたいときに少しだけ使えるほうがいい。定額制はハードルが高い」と重野氏。従量課金は、2秒/1.05円(31.5円/分)と音声通話並み料金にした。また2006年4月30日までは、20秒/1.05円のキャンペーン料金を用意した。

サービス 30秒あたり 単価
Hello Messenger 15.75円 2秒/1.05円
Hello Messenger(キャンペーン) 1.575円 20秒/1.05円
プッシュトーク 5.25円 5.25円/1回(30秒まで)
(参考)WINプランM 14.7円 30秒/14.7円
ドコモのプッシュトークは定額制「カケ・ホーダイ」(月額1050円)も利用可能

 重野氏は「定額制ではないことのデメリットは全くない」とし、また「ニーズが定額にあれば、そのとき検討する」とした。

PCのインスタントメッセンジャーとの接続も

 PTTよりもPCのインスタントメッセンジャーに近いHello Messengerだけに、他プラットフォームとの接続性は気になるところだ。PCのMSM Messengerや、Yahoo!メッセンジャー、AOLインスタント・メッセンジャーとの接続の可能性はどうか。また、音声のPTT部分についてドコモのプッシュトークとの相互接続の可能性はあるのだろうか。

 「次のステップはPC用のメッセンジャーとの接続だ」と重野氏。文字系コミュニケーションをメインとしたことで、PC向けサービスとの親和性も増した。ゲートウェイを設ければ接続に技術的な課題は少ない。ただし現時点でHello Messengerにプレゼンス機能が用意されていないのは、相互接続時に問題になるかもしれない。

 ドコモなど他社のPTTサービスとの接続には、「将来はつないでいったら楽しいとは思っている。(PTTの)音声部分は標準規格に従っている。SIPベースだ」と重野氏。根本的な技術面では接続は可能だが、各社の独自拡張の面で相互接続性に課題は残る。現状では、相互接続の話し合いなどは持っていないという。

Hello Messengerで相手と話すには、まず誰かが親(ホスト)となってグループを作り、相手を招待する必要がある。アドレス帳やこれまでのHello Messengerの利用履歴から相手を選択可能。グループに招待できるのはホストだけだが、ホストがグループから抜けても2人以上が残っていればグループは続く。この点はドコモのプッシュトークと異なる点だ。また1分以上、誰からも発信がないとグループ全体が終わる仕様になっている

利用可能台数はどこまで広がるか

 こうしたコミュニケーション系サービスは、利用できるユーザー数がどれほどいるかが非常に重要になる。KDDIは、今後投入する端末はすべてHello Messenger対応とすると話しているが、今回投入するのは3機種のみ。

 端末自体の改変が必要なドコモのプッシュトークとは異なり、Hello MessengerはBREWとして機能を組み込んでいるが、従来機種へダウンロード提供は難しかったのだろうか。「確かにBREWで搭載しているが、かなり音声の部分をいじる必要がある」と重野氏。BREWのレイヤーのうち、音声その他の競合管理をOEM層で行う必要があったのだという(9月20日の記事参照)。ただし、音声を除いた文字メッセージ部分については、既存機種でも対応可能だ。音声非対応のHello Messengerアプリが、既存機種向けに投入されてもおかしくない。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -