ドコモのおサイフケータイ、9月末で約650万契約目前

» 2005年10月28日 02時44分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 NTTドコモは10月19日、ドコモのおサイフケータイ(iモードFeliCa端末)のユーザー4000人を対象にしたアンケート結果を公開した。

 おサイフケータイの契約数は、9月3日に600万契約を超え、10月1日の時点では約650万契約。対応端末は12機種、利用可能店舗が全国で約2万5000店、自動販売機が約6000台となっている。

実際に利用しているのは約28%、84%がコンビニで利用

 おサイフケータイユーザー4000人のうち、実際に利用していると回答したのは28%(1108人)。「利用したことはあるが現在は利用をやめている」と回答した人は3%しかおらず、一度利用した人の約9割が継続利用していることが分かる。年代別では30代の利用が32%と高い。

 実際におサイフケータイを利用しているユーザーのうち、週1回以上利用しているユーザーは約62%。5月の調査時(5月17日の記事参照)よりも4%上がった。また、1日1回以上利用しているユーザーは18%と、5月より5%上がっている。利用している場所はコンビニが84%と圧倒的に多く、レンタルショップが25%、自動販売機が24%と続く。

 利用者におサイフケータイサービスへの満足度について訊ねたところ、「すごく満足している」が13%、「満足している」が69%、「満足していない」が19%。8割以上のユーザーが満足しているという結果になった。「すごく満足」「満足」と答えたユーザーの47%が「是非購入したい」、52%が「購入したい」、合わせて99%のユーザーが機種変更後もおサイフケータイを購入したいと答えた。

よいところは「かざすだけで簡単」「支払いが素早くできる」

 おサイフケータイ利用者に、おサイフケータイサービスを使ってみて、よいと思ったところを訊ねると、「かざすだけで簡単」が73%、「支払いがすばやくできる」が60%、「財布を出す手間がない」が46%。以下「ポイントが付く」「iモードでチャージができる」「画面で残高などが確認できる」「財布を持ち歩かなくてよい」「複数のサービスを入れられる」「財布の中身を減らせる」となり、現金やカード型会員証などに比べると、簡単さや素早さが評価されていることが分かった。

 今後利用したいサービスは「電子マネー」58%、「ポイントカード」56%、「乗車券・定期券」35%、「映画館のチケット」20%、「キャッシュカード」18%、「自宅の鍵」15%、「コンサートチケット」8%、「遊園地のパスポート」8%となった。手軽に利用でき、利用イメージが想像しやすいサービスの利用意向が高いことが分かる。

 本調査は全国のおサイフケータイユーザーを対象に、8月26日から同30日まで、Webアンケートの形で行われたもの。回答者は男性2200人、女性1800人で、合計4000人。

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