BlackBerryメーカーのResearch In Motion(RIM)対NTPの訴訟をめぐり、NTPは2月23日、NTP特許が無効になったというRIMの主張は「断固として誤り」だと反論した。
RIMはこれまでに、裁判の争点となっている複数のNTP特許が米特許商標庁の再審査で却下されたと発表している。これに対してNTPは、特許商標庁が現在行っている再審査は、長期にわたる再審査手続きの最初の段階にすぎないと反論。特許商標庁の予備的な判断で特許の有効性が揺らぐことはないと強調し、特許商標庁が下した結論はどんな内容であれ特許上訴委員会の審査の対象となり、必要とあれば連邦裁判所に持ち込むことができると指摘した。
裁判になった場合、最終決定を下すのは先の判決でNTP特許を支持した連邦控訴裁だとNTPは強調。特許が無効だとするRIMの主張は、これまでの裁判で一貫して退けられていると言い添えている。
さらに、RIMはロビイストや政治的なコネを使って特許商標庁の再審査に政治的影響力を行使しようとしているとNTPは主張。特許商標庁に対し、裁判所の判断に従い法律を遵守して、外国政府やロビイストなどの不当な圧力に従って再審査を行うことのないようにと訴えている。
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